1月10日（土）蓮の会ホールオペラ "ニューイヤーコンサート 2015"
リリア音楽ホール
S:森田沙矢佳
♪オブラドルス／エルビート
♪ビクシオ／マリウ愛の言葉を
♪ラカジェ／アマポーラ
S:鈴木千賀子
♪ドニゼッティ／歌劇「アンナボレーナ」～「私の生まれたあのお城」
S:今泉英理子
♪ラフマニノフ／ヴァオカリーゼ
♪ヴェルディ／歌劇「リゴレット」～ジルダのアリア「慕わしき御名」
S:杉田明美
♪近衛秀麿／ちんちん千鳥
♪ヴェルディ／歌劇「運命の力」～レオノーラのアリア「神よ、平和を与えたまえ」
MS:横関文子
♪ベッリーニ／私の偶像よ
♪サン＝サーンス／歌劇「サムソンとデリラ」～デリラのアリア「あなたの声に私の心は開く」
S:星野由里子
♪ドニゼッティ／永遠の愛
♪ドニゼッティ／歌劇「マンメルモールのルチア」～ルチアのアリア「辺りはしじまに包まれて」
T:小林浩
♪プッチーニ／歌劇「トゥーランドット」～カラフのアリア「誰も寝てはならぬ」
S:岩崎京子
♪ヴェルディ／歌劇「トロヴァトーレ」～レオノーラのアリア「静かな夜に」
Bar:旭潔
♪ヴェルディ／歌劇「オテロ」～ヤーゴのアリア「ヤーゴの信条」
S:岩崎京子/T:小林浩/Bar:旭潔
♪ヴェルディ／歌劇「トロヴァトーレ」～三重唱「この世にひとり寂しく」
以上Pf:大賀美子
新年初日のコンサート、ダブルヘッダーの2つ目は恒例の「蓮の会」によるニューイヤーコンサート。「蓮の会」でおなじみのベテラン歌手達に若手の歌手も加わり、声と技を競い合った。
出演者のなかで特に印象に残ったのは、今泉さん、岩崎さん、旭さんの歌。今泉さんのジルダは軽やかで可憐。聴かせどころの高音域でも無理なくきれいな声で心地良く耳をくすぐった。岩崎さんはコントラルトを思わせるような太くて貫禄のある声が印象的。ダイナミックな表現でレオノーラの熱い思いを歌った。旭さんのいつもながらの存在感は、オテロの嫉妬を煽る姿でも強力に発揮され、リアルな歌唱で迫ってきた。今回はアンサンブルの歌唱はひとつだけだったが、旭さんと岩崎さんにテノールの小林さんが加わった「トロヴァトーレ」の三重唱はさすがに聴き応えがあった。他の出演者たちも、ベテラン勢はみな安定した歌唱でそれぞれの持ち味を出していたし、若手も健闘していた。
ベテラン勢が出演者の大半を占めているのは、それだけ力があるメンバーがベテランに揃っている結果だとは思うが、更に多くの若手が登用されると新鮮さや裾の広がりが出るのではないだろうか。「新しい風」として健闘した森田さんと鈴木さん、森田さんは瑞々しい声で丁寧に歌に向き合う姿が好印象、鈴木さんはエモーショナルな表現の幅が伝わってきた。場数を重ねて行けば、更に自分の殻を破って伸び伸びと表現することができるようになるだろう。
「蓮の会」の今や専属ピアニスト的存在の大賀さんのピアノを聴けるのもこのコンサートでの楽しみ。今回も可憐で劇的で知的で情熱的で… オペラのあらゆるシーンを表現し歌手と共に歌っていた。
リリア音楽ホール
S:森田沙矢佳
♪オブラドルス／エルビート
♪ビクシオ／マリウ愛の言葉を
♪ラカジェ／アマポーラ
S:鈴木千賀子
♪ドニゼッティ／歌劇「アンナボレーナ」～「私の生まれたあのお城」
S:今泉英理子
♪ラフマニノフ／ヴァオカリーゼ
♪ヴェルディ／歌劇「リゴレット」～ジルダのアリア「慕わしき御名」
S:杉田明美
♪近衛秀麿／ちんちん千鳥
♪ヴェルディ／歌劇「運命の力」～レオノーラのアリア「神よ、平和を与えたまえ」
MS:横関文子
♪ベッリーニ／私の偶像よ
♪サン＝サーンス／歌劇「サムソンとデリラ」～デリラのアリア「あなたの声に私の心は開く」
S:星野由里子
♪ドニゼッティ／永遠の愛
♪ドニゼッティ／歌劇「マンメルモールのルチア」～ルチアのアリア「辺りはしじまに包まれて」
T:小林浩
♪プッチーニ／歌劇「トゥーランドット」～カラフのアリア「誰も寝てはならぬ」
S:岩崎京子
♪ヴェルディ／歌劇「トロヴァトーレ」～レオノーラのアリア「静かな夜に」
Bar:旭潔
♪ヴェルディ／歌劇「オテロ」～ヤーゴのアリア「ヤーゴの信条」
S:岩崎京子/T:小林浩/Bar:旭潔
♪ヴェルディ／歌劇「トロヴァトーレ」～三重唱「この世にひとり寂しく」
以上Pf:大賀美子
新年初日のコンサート、ダブルヘッダーの2つ目は恒例の「蓮の会」によるニューイヤーコンサート。「蓮の会」でおなじみのベテラン歌手達に若手の歌手も加わり、声と技を競い合った。
出演者のなかで特に印象に残ったのは、今泉さん、岩崎さん、旭さんの歌。今泉さんのジルダは軽やかで可憐。聴かせどころの高音域でも無理なくきれいな声で心地良く耳をくすぐった。岩崎さんはコントラルトを思わせるような太くて貫禄のある声が印象的。ダイナミックな表現でレオノーラの熱い思いを歌った。旭さんのいつもながらの存在感は、オテロの嫉妬を煽る姿でも強力に発揮され、リアルな歌唱で迫ってきた。今回はアンサンブルの歌唱はひとつだけだったが、旭さんと岩崎さんにテノールの小林さんが加わった「トロヴァトーレ」の三重唱はさすがに聴き応えがあった。他の出演者たちも、ベテラン勢はみな安定した歌唱でそれぞれの持ち味を出していたし、若手も健闘していた。
ベテラン勢が出演者の大半を占めているのは、それだけ力があるメンバーがベテランに揃っている結果だとは思うが、更に多くの若手が登用されると新鮮さや裾の広がりが出るのではないだろうか。「新しい風」として健闘した森田さんと鈴木さん、森田さんは瑞々しい声で丁寧に歌に向き合う姿が好印象、鈴木さんはエモーショナルな表現の幅が伝わってきた。場数を重ねて行けば、更に自分の殻を破って伸び伸びと表現することができるようになるだろう。
「蓮の会」の今や専属ピアニスト的存在の大賀さんのピアノを聴けるのもこのコンサートでの楽しみ。今回も可憐で劇的で知的で情熱的で… オペラのあらゆるシーンを表現し歌手と共に歌っていた。
