観音めぐみのひとりごと

観音めぐみの感じたこと、あれやこれや・・イベントの裏話も・・?

山田寅次郎

2010-05-10 19:47:16 | ひとりごと
 昨日のテレビで感銘を受けた人・・・【山田寅次郎】

トルコで誰もが知っている日本人と言えば・・・山田寅次郎。。。


1890年(明治23年)、明治天皇に親善訪問するために来日したトルコ軍艦「エルトゥールル号」がトルコへ帰る途中、和歌山県串本沖、紀伊大島の樫野崎東方海上で台風に遭遇し座礁・・・この事故で587名が死亡又は行方不明となり、懸命な救助で生存したのがわずか69名。そして、生存者は無事に日本軍艦によってトルコへ帰ることが出来たという。

 この事件を知った山田寅次郎(当時:新聞記者だった)は義援金を集めて自ら直接渡航し、「このお金を犠牲者の家族の為に使ってください。」と。。。素晴らしいですね~!!今の時代は詐欺だらけ(悲しいけど・・・)
その後、皇帝の要請でトルコに留まることを決意し、12年間トルコで活動しながら日本語を教えたり日本文化を広めていったそうです。

 この山田寅次郎のことはトルコの学校の授業でも取り上げられており、誰もが知っている日本人なんですねぇ~。トルコが公的な場で日本人に対して日土友好の歴史について語るとき必ずといっていいほど第一に持ち出されるのが「エルトゥールル号遭難事件」のことなのだそうです。日本の教科書にも載っていましたかねぇ??私は歴史とか社会も苦手だったので覚えていませんでした。。

 トルコで一番好きな外国は・・・?と聞くと1位は「日本」なんだそうです。

 
 1985年のイラン・イラク戦争の際は、逆に多くの日本人がトルコによって救っていただいことも改めて勉強しました。イラクのイラン上空の航空機に対する無差別攻撃宣言に対して日本航空機による救援も出来ないという危機的状況の中、トルコ航空機によってイラン国内に取り残された215名全員が無事に救出されトルコ経由で帰国することができたという。。。 

 受けたご恩は忘れない・・・ですか 昔の日本は「義理人情の世界」だったように思います、、、今も素晴らしい活動をされている日本人が沢山いらっしゃいますが、そういう活動をされている良い話より悪い話の方を多く目に、耳にする機会の方が多いので残念ですよね 良い話を沢山聞いて、目にして、嬉しい涙を流せる人間になれたらなぁ~と


 1999年8月に起きたマグニチュード7.4のトルコ大地震では17,000人の方が犠牲になったそうですが、日本からは義援金の外、阪神淡路大震災の際に使用したテントなどが贈られ、消防署も日本の援助で建て直すことが出来たそうです。。。


 これからも友好関係が続いていくのでしょうね~。。。

こういう心温まる話はいいですね~。心が豊かになれそうで・・・