☆ワン・トエンティー☆1/120ワールドへ☆

1/10インチスケール・1/120の模型(おもちゃ)をあれこれと紹介しています。ワントエンティーワールドへようこそ TT

甲府のプリマウス

2011年09月28日 | PLYMOUTH
訪問日:2011.09.07





 予てより甲府にプリマウスのロコがいるとの情報は掴んでいたが、その訪問になかなか予定を立てられずにいた。あまり遠出のできない自分の状況のほか、そのロコを所有する会社が所在地を移転したりとすっかり機会を失っていた。

所有する会社は移転したのみならず、経営上大変な事もあったようで移転先にPlymouthがあるのかは正直、目にするまでは分からない状況だ。それからかなりの年月が経った2011年の夏、思い立ってからさてどれくらい?

Plymouthの現況が未確認のままとりあえず甲府へ行ってみることにした。中央本線甲府駅より徒歩で約10分。その場所にPlymouthは健在だった。地図によりもう直だという辺りで会社の看板を目印にと思い捜すと、Plymouthそのものが目印となった。通り沿いのよく目立つ場所にそのPlymouthはあったのだ。

まずは撮影のため敷地内に立ち入るのでその旨を会社にごあいさつ。建屋をのぞくと玄関に受付はなく、中の事務所にごあいさつかと思うや否や、1台のセダンが入ってきた。後席より降りた方に伺うと会社の方とのこと。早速お願いをして撮影を開始した。

撮影をしながらそのPlymouthを観察するとそれはAL形だった。


  

少し古い記事だが拙サイトにてニッポンにやって来たプリマウスと題してこの甲府のPlymouthのことをBLとしたことがあった。当時のワタクシはALとBLの違いを誤認しており、webで見たこの機関車を台枠の形状からBLとしてしまっていた。「百聞は一見に如かず」という言葉があるが正にそのとおりでエンジン冷却や軸受けなど実物を見ればそれと分かるロコだった。



外観は再塗装をされ綺麗な常態になっているが、纏ったボディーはユーザーがカスタマイズしたものだ。撮影を始めてから暫くすると所有会社の方がカラーコピーを持ってきてくださった。そのコピーはネコ・パブリッシング刊レイル・マガジン148号のものだった。会社の方曰く以前、某出版社がこの機関車の取材に来たことがありコピーはその時の雑誌のモノだそうだ。A3判で大きくコピーを撮ってくださった。

アリガトウゴザイマス・・・。

自称マニアのワタクシであるが、RMのこの記事はすっかり見逃していた。僅か2ページだがPlymouth ALの特徴と、この保存機のことをよく伝えてくれる内容だった。もちろんマニアのワタクシがその後、このバックナンバーを買ったのは言うまでもない。



 車輪の裏面にはこんなモールドがある。カタログ値は車輪直径457ミリ、ホイールベース991ミリだがホイールベースの実測値は985ミリだった。


 
 保存場所は所有会社正門脇なので、このロコが土砂運搬に使われていたことが記載された説明版と共に保存されている。因みにこのロコの製造メーカーフェート・ルート・ヒースが出来たのが1919年、その始まりJ.D.フェート社の創業が1910年(明治43年)。


 
 エンジンフードを覗くとこんなエンジンが!オリジナルはBUDAのガソリンエンジンだがこれはディーゼルか?
さらにフロントグリルの中はタイミングベルト(歯付ベルト)が見える。戦後製のOHCエンジンに換装か?


 おしまいに、このたび快く撮影をさせてくださった長田組土木株式会社様ならびに関係者様にこの場をもってお礼申し上げます。




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