戦前より続いた老舗問屋の三ツ星商店も、2003年不運にも倒産し、過去の会社となりました。
ネット検索すると過去に「プラモデル」の商標権を持っていたり、Bachmannの代理店だったこともあったそうです。
何処の玩具会社にしても、倒産してなくなるというのは1ファンとして残念な出来事です。
永遠などというものはこの世に存在しませんから如何に大きな会社でもその未来に約束はないと言うことでしょうか。
かつて、7500両以上も機関車を造ったPlymouth Locomotive works という機関車製造会社も、今となっては過去の会社ですから。
そんな三ツ星商店ですが、トミックスのCタイプディーゼルが姿を消して十数年後、2種類の色をセットにし、復刻と銘打ったパッケージをリリースしました。
トミー(トミックス)版では国鉄色とチョコレート色でしたが、三ツ星版ではグレー/オレンジとブラウンにカラーの呼び名が変わりました。
トミックスでの販売終了から10年以上の年月が経っています。動力も新型のダイカストブロックを左右に分割したタイプです。
箱は紙製でフィルムを貼った窓から機関車が見えます。
箱の裏面にはこの機関車の説明があります。
入換や小列車運転に好適なC型のディーゼル機関車です。
この機関車の原型は、米国プリマス社製の標準型スイッチャー(入換機関車)です。
同社の機関車は、戦前我が国の私鉄や専用鉄道でも使用されました。
模型は、国鉄時代の2種類の塗装を模しています。
模型のWDT形は標準型スイッチャーでもなければ戦前我が国の私鉄や専用鉄道でも使用されたこともなく、国鉄時代だったこともありません。
この機関車のことを知らない人からすればまず誤解されるであろう不適切な説明ですが、今となっては三ツ星版のあじ(味)として理解しましょう。
ウソだヘチマだといったところでミツボシはもう過去のものですから。
値段は復刻2両セットで9600円でした。単純に1台あたり4800円ということになります。
トミー版の時は、終始1900円というすばらしい値段でしたが、それから十年以上の年月が経ち、動力もライト点灯の新しいタイプに変わりました。
やや高い気もしますが、復刻というスペシャルな日本版なので、妥当な値段だと納得したのでしょう。
現在販売中のプラケースに入ったバックマンの品はもう少し安く買えるようですが・・・・・。
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