Ks Shanghai 上海/写真ブログ

写真で綴る上海ライフ

K's 上海写真ブログこれにて終了(涙)

2013-06-06 | 旅行

5月末で会社が倒産しました。

本来の予定であれば6月第一週までは上海に残り、残務整理や掃除や名残を惜しんでから帰国する予定でした。
ところが、最終日の夜、社員から
「いますぐ上海を出たほうがいい。サプライヤーに捕まるかもしれない!」
との連絡。最終日に社員への通達の重責が終わり、焼き鳥とビールで一人飲みしていた夜9時でした。
もうそれからのことはジェットコースターのようにめまぐるしく、
慌ててカバンに荷物を詰め、洗濯物も洗い物もそのまま、で部屋を飛び出したのです。
社員のボーイフレンドがパスポートでホテルに泊まると警察がすぐわかってしまう、といってパスポート無しで泊まれるホテルを車で探してくれました。
その頃には、ほとんど自分が犯罪逃亡者の気分になっており。。。。
もう、翌朝の飛行機に乗るしかないと、ホテルから翌朝9時のデルタ便を予約。
夜中の中国銀行に行ってお金を全部下ろそうと思ったら2万元が上限。などなど、バタバタとしながらほとんど寝るまもなく浦東空港へ。
イミグレーションはほんとにヒヤヒヤしましたが無事通過。
8時に搭乗して安心しきって熟睡したのです。
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周囲の騒ぎに目が覚めたのが11時。
飛行機はまだ浦東空港に。
「この飛行機、壊れてて飛べないから、みんな降りてください。別便になるのでチェックインのやり直ししてください。」
と言われ、命がけ(おおげさ)で通過してきたイミグレーションを逆走して「出国キャンセル」のスタンプを押された時は目の前が真っ暗に。
その日の夜、再度出国するも、またもやキャンセルで、またもや中国に逆戻り。
エアポートホテルに泊まらさせれパスポート出した時は「昨日のあれは何だったんだ???」と、
すでに投げやりで缶ビールを4本飲んで寝たのでした。
翌朝無事3度めの出国を果たして帰国できたわけですけどね。

上海の7年間は仕事では辛いことばかり、金払えという外注工場に軟禁されたこともあるし、○○は○○だし、○○は○○だし、○○は○○だし、、、言い出すときりがないけど。
でも、一人暮らしの生活で辛いことは何もなかったのです。一人暮らしほど○○いことはないですよね。
最後に今まで住んできた場所、歩いていた場所を訪ねてゆっくりサヨナラを言いたかったのですが、それが出来なかったのが心残りです。
そして、焼き鳥の串まで出しっぱなしでそのままにしてしまった部屋。大家さんすみません。

日本に戻ったら当時小学生だった娘が大学生になっていました。
わたしは、まだ14年も働かなければなりません。
さあ、気持ちを切り替えないと。

というわけで、長い間ご愛読いただいた皆様、ありがとうございます。
これにて終了です。


2013年04月のスナップ

2013-04-30 | 旅行
4月1日清明節に南京の孫中山(孫文)のお墓、中山稜に行きました。





 清明節とはお墓参りの日のことです。



この高い木は実は携帯電話のアンテナ。

赤壁の戦い 南京は三国志の孫権の都でもありました。

おお!「草舟借箭」


莫干山路50番地











中国にやたらと多い韓国美容整形。 芸能人名指しでご指名整形医とは。。。

ネズミに食われたカップヌードル

工場の部屋にお別れ

iPhone5s

アジア最高のビルの環球金融センター(101階建て492メートル)を追い越し,500mを超えた上海タワー(完成すると632メートル)
長沙では世界最高838mのビルも建築中らしいです。ほどんと1kmですね。

なんと、10km離れた私の家からも上のほうが見えて来ました。地震が心配です。

2012年4月のスナップ

2012-05-05 | 旅行

5月1日世界COSデー。常州ジョイランドに「空」が光臨!!!
蒼井そら=世界的コスプレーヤー(え!)
蒼井空が来るから5月1日を世界COS日に制定した。が実情と思われ。。。


非主流(中国式アングル)

非主流

長野:常楽寺

成田

成田:葛飾北斎

スナップ 願橋鎮 (ZHUANQIAO鎮) 

2012-04-27 | 旅行
週末の昼下がり、願橋鎮(←コノ字はデタラメ、ZHUANQIAO鎮)を歩きました。うちの近所です。
散歩がてら地鉄2駅分を歩いて行きました。
観光名所になるほどの「古鎮」ではない、水郷でもない。ただ汚いだけの取り壊されて区画整理される寸前の古い街。
瓦屋根の家が立ち並びます。
七宝古鎮とちがい、江戸時代ではなくて、昭和の時代にタイムスリップした、というようなノスタルジーを感じます。
東京の下町風情ですね。
人が住んでるっていうナマの熱気が大好きになりました。

関係ありませんが、三国志の時代って漠然と信長の時代ぐらいと思っていましたが、実は卑弥呼の時代だったんです。
歴史のテストで丸暗記した卑弥呼の記録が残る「魏志」倭人伝 ああああ!! そういう意味だったのか。
=「魏志」というのは三国志正史の一つです。
近所にある龍華寺が孫権の建てたものだと知りさらに驚きました。
日本には文字もなかった時代。呪術で国を収めていた、有史以前みたいな時代ですよね。






















































2011年春運~人生グラフ

2011-01-28 | 旅行
中国の年末も押し迫り、「春運2011」のピークです。
実は、春運とは新春幸運が来るという意味ではなく、春節の2億人民族大移動のことです。
日本でいうところの「帰省ラッシュ」のことです。
さておき、
今年を振り返る年の瀬の雰囲気としては中国にいる時はこの時期のほうが感じがします。
そういう意味で、年末最後の投稿ですね。
今年はいろいろなことがありました。困難が多いのは毎年のことですが。
新春に幸運は巡ってくるのでしょうか?
実はただ一つ、希望の光があるのです。この希望に期待をかけているのです。(笑)

人生グラフ

上海辰山植物園

2010-11-19 | 旅行
上海の郊外に広大な植物公園が出来ました。
山あり谷あり滝あり湖ありの地形にさまざまな植物を見ることが出来ます。
中国にありがちな「完成していないけどオープンしてしまう」というパターン。
で温室(アジア最大らしい)もまだ完成していませんでしたが、地形を楽しむという珍しい植物園ですね。



















ココは明らかに学校の遠足コースナンバーワンになりそうです。

「西安旅行」~1 寝台電車22時間

2010-10-13 | 旅行

寝台電車で西安まで行ってきました。
飛行機で2時間の距離を電車で片道22時間です。
飛行機が約1200元(国慶節なので高い)、寝台電車の寝台硬座で約380元ほぼ1/3の値段で世界4大遺跡都市(ギリシャ、ローマ、ナポリ、西安)の西安に行けてしまうのです。
しかし、5泊6日で丸一日行動できるのが2日間だけという猛烈に無駄な旅になります。最後にわかったことは実際のところ上海から西安まで乗っている人はあまりいないという事実でした。

硬座は3段ベッド。一番下の人は最初から最後までベッドで座ったり、ゴロゴロしていられます。(ほんの少し値段が高い。)上の2段は頭がぶつかってしまうので寝るときしか上る気がしません。

子供はジャングルジムのようで楽しそう。

寝台車の中は食べ物飲み物、野菜や弁当、雑誌やタオルまで売りに来て、生活的な不自由はなにもありません。でもやはり丸一日電車の中でつぶすというのは贅沢というか、無駄ですよね。

西安は都市全体が遺跡、市内は長方形の城壁で囲まれた中心部と外側の城下町で別れていますが、城壁のおかげで道路はすごく渋滞しています。

駅の目の前に立ちふさがるように城壁が。

西安市内は大都会で、しかし、町中だけで遺跡が1500箇所もあるってぐらい歴史だらけの街です。

鐘楼

鼓楼

中国で結婚写真は常識ですが、西安では写真館の前に「なま身のモデル」が展示されています。

鼓楼。周辺は古くからの商店街。

ナイトバザールの規模は私が中国で見た中でナンバーワンです。

ナイトバザール(名前を忘れたけど名物)

ナイトバザール

新疆人が作る名物料理として一番有名な「羊肉泡馍 」は、細かにちぎった饅頭が藍州ラーメンのスープに入った様なもの。 うちの近所の藍州ラーメンのほうがおいしいと思った。周りの人も、みんなまずいといっていました。(本当)

ナイトバザール

ナイトバザール

これも中国で初めて見た天体望遠鏡の夜店。レーザー光線までついたものすごい望遠鏡で土星などを見せてお金を取ります。

北門


「西安旅行」~2 華清池、秦始皇兵馬俑、秦始皇陵

2010-10-13 | 旅行

実は歴史に興味がない私ですが、そんな私ですら知っている歴史上の人物。
秦の始皇帝と楊貴妃

「華清池」は楊貴妃の別荘です。
温泉が湧き出ていて、これで美人になったのだとか。



お風呂です。たくさんの風呂場がありますが、ここが楊貴妃専用。

温泉の噴水

「本当の実物」を目の前で見てしまうと。私でもへ~~っと感慨深くなるような思いがしました。











博物館、なのですが、今現在も発掘と修復作業が行われているのです。







これはどこかで見た光景。あ!そうだ万博では海宝と手をつないでいたんだ。







秦始皇陵だけはただの丘。
一歩でもその中に入ると、毒矢がとんできたり、巨大な丸い石に追いかけられたり、とんでもない目に会うらしいのです。
恐ろしい。

「西安旅行」~3 華山

2010-10-13 | 旅行
中国5大名山のひとつ、華山に登りました。
今回はWEBのデマ情報に騙されて、ちょっとがっかり。
「頂上についてしまったら30分で見終わってしまうから、ロープウエイは使わないほうがいい。歩いて登ったほうが見所が多くて、1時間で登れる。」という話。
よくよく考えてみたら2000メートルを1時間で登れるわけないですよね。
案の定、結局頂上まで5時間もかかったのです。
日ごろ立ち仕事をしていないので、ただ立っているだけでも疲れる。という情けない健康状態と、途中の山小屋でビールを飲んでしまうなど、不真面目な登り方をしたせいもあるんですが。

























中国人はこのカップ「牛肉ラーメン」が大好き。私も大好きです。





















情けないほどヘトヘトになり、もう死ぬかと思ったころに頂上に到着。
なるほど、ロープウエイの終点、北峰の周辺は確かに30分で見終わります。
しかし、そこからが東峰、西峰、南峰へ出発地点になっているではないか!
ココから4時間、なんて言われて残念ながらギブアップ。
やはり最初はロープウエイに乗れば良かった・・・・
でも山登りは辛い思いこそが楽しい思い出ですね。
自分の母親くらいのおばあさんが這うように登っていたり、子供を背負った父親が半べそかきながら登っていたり、ビールを飲んで辛い辛いといっている自分を反省したりもして、なかなか感慨深いものでした。



北峰山頂はホテルになっている。ここまで来てもマージャンやりたい奴がいるんですね。















今回わかったこと「登山で翌日足が痛くなるのは、下り坂のせい」







中国では自動車のトラブルが多いですが、自分が当事者になったのは初めてでした。
事故じゃなくて故障ですが。 
「兵馬俑にいるバスを換わりに呼んで来る。」とか言って、待てど暮らせど来やしない。
しょうがないので記念写真を撮りました。

「西安旅行」~4 大明宮

2010-10-13 | 旅行


http://player.youku.com/player.php/sid/XMTY5OTc0NTA4/v.swf


(すみません、中国の方はリンクから開いてご覧ください)


今回、西安に来たいと思ったのは上海万博の西安館(その名も大明宮パビリオン)で見た、大明宮の映像。すごいですね~。
10月1日から公開が始まりました。
大明宮は唐の時代の宮殿で、ココはれっきとした遺跡です。
宮殿を再建して、公園にしたのかと思いきや、発掘調査を継続するために、地面や建物はすべて移動可能なのだそうです。かなりまじめな遺跡公園。
宮殿はCGだけで再現されて、実際には地面があるだけです。



これは宮殿ではないです。宮殿敷地への入り口、つまり、ただの門なのでした。





















「西安旅行」~5 陝西省歴史博物館、大雁塔

2010-10-13 | 旅行
さて、西安旅行も最後となりまして、華山のバス故障で計画が狂ったため、かなり駆け足で市内を回りました。











慢性的な渋滞で駅までの全力疾走はさすがに青ざめました。
でも、そのあとは「22時間、寝る以外何もすることがない」という寝台電車。
本も読み切った、PCは電池切れ、MP4も電池切れ。
ビールを飲んで外を眺めるだけという怠惰な時間を過ごしたのでした。





おしまい。




銭塘江の逆流 (海寧)

2010-09-21 | 旅行
上海の隣、浙江省に「天下の奇観」と呼ばれる川の水の逆流現象があります。
干満の差が大きいほど逆流は大きくなり、お祭りも行われるのですが、今回見たのは「普通の時」でした。
時間待ちの間にぶらりと立ち寄った古鎮がなかなか味のあるわびしさで、のんびりとできた旅です。





























画面右側が川の上流です。念のため。



こちらも有名な海寧皮革城。何一つ買いたいものなし。