株式会社プランシードのブログ

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その499.竜飛岬にワシは舞い降りた

2020-11-30 07:18:47 | 制作会社社長の憂い漫遊記

11月18日以降、毎日全国で2000人超のコロナ患者が出ている。

尾身会長はコロナの行方を「神のみぞ知る」と語ったが、

その最中、コロナ禍初のロケがスタートした。

 

先週は岡山県津山に。

現場近くでクラスターが発生したらしく

「大阪よりヤバイかも」と脅された。

さすがに山間地、7月~10月はマスクなしの人も多かったが

今回のクラスター以降マスクをつけるようになったとのこと。

▲朝冷え込み、霧のJR津山駅

 

マスク着用で消毒薬やフェイスシールドも準備したが

コロナ禍のドキュメンタリー系取材は非常に難しくなった。

しかし、不謹慎ながらコロナ禍初のロケで

私は現場に出られるだけで嬉しくワクワクした。

 

今週はコロナ禍初の飛行機に乗り、青森ロケだ。

▲飛行機の中から見えたブロッケン現象(真ん中の円の虹)

▲冠雪の岩木山、当機は着陸体制に入りました

 

ダウンジャケットをタンスから引き出し

竜飛岬にワシは舞い降りた。

「ごらんあれが竜飛岬、北のはずれと♪」

知らず知らずの内に口ずさむ。

さらに続けて「津軽平野に雪降る頃はよ♪」

若手のスタッフならば「さ迷ぉ~お~、この世界中を♪」

 

天気は東北の冬らしく、

晴れたり降ったり曇ったりの繰り返しだったが、

撮影時のみ降られることなく、

加えて現場の皆さんの協力もあり快調に進んだ。

しかし寒い。

予想した通りダウンがいる寒さだった。

▲宿泊したホテル竜飛の地下に青函トンネルが走っている

▲朝、竜飛岬から津軽海峡、北海道を望む

 

来週は新潟ロケが待っている。

毎年この時期にはロケが多い。

しかし今年はロケもないかとあきらめていたが、

こうしてできるだけで幸せだ。

「映画屋殺すにゃ刃物は要らぬ、雨の3日も降ればよい」

といわれてきたが、3日どころか8ヶ月続くコロナ禍で、

映画屋はすでに死に体。

この先も全く見えないが

「やっぱりこの仕事が好きなんだ」

と改めて思った。


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