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ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

映画記事も散在報告も停滞中…ですが、自分が飽きない程度のマイペースで運営中。良かったら読んでいってくださいませ。

【コミック】鋼の錬金術師(27・最終巻)…2010年の残務整理11

2011-01-16 18:40:47 | 本(コミック・マンガ)
今日は寒いので家から一歩も出なかったピロEKです

「パリより愛をこめて」の記事に続いて本日二度目の更新。
かつ2010年の残務整理の11弾
コミックで(記事にするつもりで)記事にしていないのって、あとどれだけあるんだろう



「鋼の錬金術師(27)」
(荒川弘著、スクエアエニックス、2010年11月22日初版発行)

明屋書店沼新町店さんで2010年11月22日(月曜日)に購入(散在報告はまだ)。
読んだのも直後でしたかね


この27巻・最終巻のストーリーは…
始まりのホムンクルスとの最後の戦い。
で、兄エドワードの手足と、弟アルフォンスの体を取り戻そうとしているエルリック兄弟の旅に決着が付く最終話。
連載終了後に雑誌掲載された後日談(時間軸的には最終話の途中かな)的外伝と、ホーエンハイムとトリシャの話にもオチが…という感じですかね。


さて、
この漫画は息子が(多分)小学校の頃から買ってて私も読み始めたのが最初。
長期連載している漫画にしては話にまとまりがあって、というか一本筋を追いかけてて、かつ(下手な引き延ばしはせず)キチンとラストに向けて連載を進めていた好感を持てるものでした
…普通、ここまで人気のある作品ならば、何とか引き延ばしを図り、読者にダラダラとお金を使わせようとするものですが、その選択肢を選ばなかったのは立派で信頼がおけます

で約10年ばかり、ずっと楽しませてもらった訳ですが

評価しているし期待も高いだけに、この最終巻付近の展開が物足りなく思える事もチョイ…。

知能・知識面では人間以上であろうホムンクルスによって、1000年近くの時間をかけて練られた計画が、ホーエンハイムの長年の布石やら、逆転の錬成陣やら、エルリック兄弟と仲間達やら、根性論で、歴史的に観ちゃうと割と簡単に打ち破られちゃう部分には、御都合も感じないでは無いですかね
高い期待度にそって頂くには、もっと深い難しい話になっても良かったかもしれません。
…もちろんテンポは同じままでで、という条件のうちですけど

で、不思議な魔法では無くて、普通の学問寄りな“錬金術”なる設定でしたが…
神やら真理などの設定は最後までフワフワしたまま…っていうか魔法っぽい
真理の扉自体を代償にすれば錬金術は使えなくなるけど扉から出られると言われても…はぁ、そうですか…としか言えない感じで。何となくケムにまかれちゃったかなぁ…と。

あと、これは私が勝手に受けた感想に過ぎないのですが
着実にオチに向けて歩んでいる部分が、オトすための作業…悪く言えばヤッツケ的にまで思えてきちゃって

というかラスボス自体があんまり魅力ない感じだったのかも知れません
プライドとキンブリー連合軍あたりと戦っていた頃の方が、緊迫感とか、攻防の面白さとかあったような気もしてねぇ
(TVアニメやら、最終回の載ってる雑誌購入やらで知ってたお話だったてのもテンション低下の要因でしょうね)

…まぁ性根が悪い私なので、楽しめて且つ信頼もおけるこの漫画にまでダメ出しをしちゃった次第です

…あと、表紙も前の巻の方がカッコ良かったかな。


ともあれ、トータルでは十分に面白いマンガでした

次回作も期待です(買うのは様子見るけどな

…あ、今年ある映画にも一応期待



(当ブログ内の関連記事)
2006年11月26日 鋼の錬金術師12巻
2006年03月27日 鋼の錬金術師13巻
2007年03月20日 【コミック】鋼の錬金術師(16)
2007年09月04日 【コミック】鋼の錬金術師(17)
2008年01月10日 【コミック】鋼の錬金術師(18)
2008年05月01日 【コミック】鋼の錬金術師(19)
2008年09月30日 【コミック】鋼の錬金術師(20)
2009年01月02日 【コミック】鋼の錬金術師(21)
2009年05月30日 【コミック】鋼の錬金術師(22)…の記事&アニメ「ハガレンFA」の事も
2009年10月11日 【コミック】鋼の錬金術師(23)
2010年05月23日 【コミック】鋼の錬金術師(24)…未だ昨年の残務整理13
2010年12月11日 【コミック】鋼の錬金術師(25)
2010年12月14日 【コミック】鋼の錬金術師(26)



では、本日はこのあたりで


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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こちらにまとめて (sakurai)
2011-01-17 07:54:52
書かせていただきます。
うちのは、娘が中学生ころからですねえ。
誰に似たんだか、マンガ本大好き娘で、いろんなものを収集してましたわ。
彼女が一番はまったのが、これでした。
ハボックが一番のお気に入りだったようで、たばこにだけは行かんで欲しいとも思いました。

デビュー作でこれって、すごいですよね。
ぶれてない。最後のオチは、甘いかもしれませんが、いいまとめ方だったと思います。
何気に付録と、カバーをとったところの絵が好きでした。
クセルクセスとか、歴史オタクをくすぐるネーミングもセンスを感じましたわ。

歴史もんで読んでるやつは「チェザーレ」ですかね。
「7人のシェークスピア」も、一応追っかけてます。
返信する
★★コメントありがとうございます★★ (ピロEK(sakuraiさんへ))
2011-01-21 23:12:37
★sakuraiさんへ★

いつもコメントありがとうございます

>デビュー作でこれって、すごいですよね。
>ぶれてない。最後のオチは、甘いかもしれませんが、いいまとめ方だったと思います。

後日談部分は実に良識に満ちた結び方で好感が持てました。
途中段階が面白すぎたので期待が大きくなっちゃいましたが、ラストも批判するほどでもないとは思います…私がいらんこと言いなだけですね。

>歴史もんで読んでるやつは「チェザーレ」ですかね。
>「7人のシェークスピア」も、一応追っかけてます。

「チェザーレ」も「7人のシェークスピア」も読んでいないです。
むやみに読むマンガを増やしたくないというのもありますが…
歴史モノかどうかは分かりませんが、最近読んだのは「乙嫁語り」ですかね。面白かったですが、強くオススメするほどかと言われれば、ソコまでは無いですという感じでしょうか。

では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。
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