ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

映画記事も散在報告も停滞中…ですが、自分が飽きない程度のマイペースで運営中。良かったら読んでいってくださいませ。

【小説】塗仏の宴 宴の始末

2009-02-21 14:33:41 | 本(小説)
今日も良い天気ですねぇ…

職場で同じチームの人数が減ってからコッチ、やっぱり忙しいですわ
今日も今から深夜までにかけて出勤です

そのまえに放置気味のブログをとりあえず更新



本日は読書記録(小説)です。



「塗仏の宴 宴の始末(ぬりぼとけのうたげ うたげのしまつ)」
(京極夏彦著、講談社、1998年9月20日初版発行)

こいつは昨年11月ぐらいに読み終えたんだったと思います。
…自分にとっても全くタイムリーじゃないですねぇ
他の京極堂シリーズと同じく、やっぱりお風呂の中で数日間に渡って読んでおりました


ちょっとまえに記事にした2009年02月02日 「塗仏の宴 宴の支度」
の解決編です。

まるまる一冊が前巻のオチなのでストーリーは割愛しますが、

今回なんだかラスボスらしき人物が登場しました
前巻の中で正体がわからない人物描写が何箇所かあるのですが、それがこの人。

ヒーローものでよくある、
ヒーローと同じ組織(?)で同じように育てられた敵との戦い…的な展開。
しかし中ボスクラスでは主人公の京極堂に敵う訳もなく最後にボス登場。

…そういうお話です
(私はこの設定で「ピューと吹くジャガー」の“そふとくりーむ”を思い出しました

「魍魎の匣」の犯人の一人も同じ組織(?)の中ボス扱いなのかな(?)


様々な集団のバトルロワイヤル、かつドタバタで進み、
でも結局は京極堂一味の方が一枚上手。
で、なんだか納得できないまま収束します

大風呂敷広げ過ぎて…読者が付いて行けない…かもしれない内容

登場人物は多すぎて把握出来ないまま

各登場人物の謎は解決したんだろうけど、ピンとこない部分(もしくは覚えきれなかった部分)も多々。

蘊蓄は面白いんだけど
この蘊蓄も京極夏彦がどこかの文献から流用解釈したもので、正解という訳でも無い訳で、それが理由なのか多少のゴニョゴニョ感有り


文章は面白くてドンドン読み進められるんだけどねぇ(小説としてはそれで十分ではありますが
…ストーリー的には、ここまでの京極堂の中で一番イマイチ作品な気がします。

…このお話は二冊もまたぐ大作だったんですけどねぇ



(当ブログ内の関連記事)
2007年06月06日 【小説】姑獲鳥の夏
2007年07月21日 【小説】魍魎の匣
2007年10月15日 【小説】狂骨の夢
2008年01月09日 【小説】鉄鼠の檻
2008年06月02日 【小説】絡新婦の理
2009年02月02日 【小説】塗仏の宴 宴の支度



では、今日はこんなところであります


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