ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

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【映画】ブライト…設定は評価、脚本はもうちょっと練れば良かったのに

2021-11-15 22:44:47 | 映画・DVD
本日2021年11月15日(月曜日)は、いつものように映画鑑賞記録です

2021年11月23日追記:この日11月15日はこの記事を書いた後「ヒットマンズ・ボディガード」を観終えたようです)



「ブライト」🚓🗡
監督 :デヴィッド・エアー
出演 :ウィル・スミス、ジョエル・エドガートン、ルーシー・フライ
制作年:2017年
制作国:アメリカ合衆国🇺🇸
原題 :Bright





2021年11月10日(水曜日)の夜、22:40頃までに「Netflix」日本語吹替版で鑑賞しました。
「Netflix」限定の映画、こういうのも多くあるようですね。
(最近は映画の供給過剰です)



概要
エルフやオーク、ドワーフといった(ファンタジーの)種族が人間と共存する異世界のロスアンゼルス、ロス市警のダリル・ウォード(ウィル・スミス)は、世界初のオークの警官ニックことニコラス・ジャコビー(ジョエル・エドガートン)とチームになり働いていたが、市場を警邏中、ニックがタコスを買っている最中、ウォードはオークに銃撃され負傷、ニックが犯人を追うが犯人に逃げられてしまう。
負傷から復帰したウォードは嫌々ながら再びニックと組まされる。パトロールの最中サーリング(クリス・ブラウニング)という男が剣を振り回し暴れている現場に着いたダリルとニックは、サーリングを連行するが、サーリングは突然パトカーの中でニックにオーク語で光の盾という組織のことと、ニックが神に選ばれていると予言する。
サーリングを尋問するエルフのFBI捜査官カンドメア(エドガー・ラミレス)は、サーリングに堕ちたエルフであり魔法の“ワンド”」を扱える“ブライト”の姉妹レイラ(ノオミ・ラパス)とティッカ(ルーシー・フライ)について尋ねる。このエルフ姉妹は“インファーニ”と呼ばれ“ダーク・ロード”を復活させようとする組織のメンバーだった。
パトロール中、突然銃撃されたウォードとニックは狙撃犯を射殺、狙撃犯のいたアジトに乗り込むとそこには魔法で焼かれた死体と壁に貼りつけられた女性、そこから逃げ出そうとするティッカと出会う。ティッカはワンドを持っており「あの女から逃げないといけない、私とワンドを守って」とウォードらに嘆願する。



感想
設定は面白いです
ファンタジーない世界ではなくて、私たちの世界にかなり近い世界…アメリカもロスアンゼルスもある現代社会に、過去からずっと、ファンタジーの住人であるエルフ、オーク、ドワーフが人間と共存、この種族間には差別があって、その最上位がエルフ、最下位がオーク(フェアリーには人権がないからその下かな)という設定。

この設定下では、犯罪者ばかりとして見下されているオークの存在のおかげで…ハッキリとは語られないけど…黒人が差別を受けている感じも無さそう、というか、黒人も一緒になってオークを差別しているじゃないかな
…と序盤は差別問題に対するある種の風刺「やるな」とか思ったのですが、観続けるとそうでもなかったです。
その部分を押せば、もっと話題作になったかもね。

ファンタジーと現代文明の融合という設定は「2分の1の魔法」と近いですが、あっちはお子様含むユーザー向き感動作、こっちは人がいっぱい殺される犯罪映画テイストと、全然違うジャンルです。
(そういえば「2分の1の魔法」を記事にしていなかった…あっちは若い頃ハマった「D&D」等を盛り込んだ記事にしようと頑張った結果、頓挫しかかっております😅)

物語の展開は…警察バディもの&犯罪中心かと思っていたら、後半は魔法中心になってきてやや不満足。折角の設定なので、もうちょっとひねって欲しかったなぁと…どうしたら良かったとかはありませんが😅、エルフとかオークの社会の異常さみたいなものをもっと強調して、それ相手の捜査の難しさとか…そういう感じにして世界観を広げてもらっても良かったのですが。
まぁ、この「マジックワンド争奪戦」でも悪くはないんですけど…

あの妹の方のエルフが(恐らく)とても長生きしていてそのエルフ生を何やら悪魔崇拝に近いものに捧げてきていたであろうに、なんで心変わりしたのか…とかわかんないし(こっちに伝わらないし)
(ん多分触れられていなかったのだけど、この世界もエルフって長命よね
その肝心の“蘇ったらヤバイやつ”がどのくらいヤバイのかもわかんないし。
オーク社会も黒人社会とかをなぞっているだけで特殊性をそこまで感じないし。
…挙句「ウィル・スミスがブライトでした」なるチープなオチ💦
…で、取って付けたような友情で終わり。

あとは、あの暗殺能力に長けた強力エルフチームに一介の(チンピラオークに隙見せて撃たれるぐらいの)警官タッグが立ち向かえるってのも、なんかバランス良くないなぁという感もあり。

全体的には、ギリ安っぽくはなくテンポもギリ悪くない
ギリ退屈せず観れるぐらいの塩梅。
飛び抜けてはいないだけで、ちゃんと完成した破綻もしていない及第点の映画です。
この手のトンデモ設定のものの中では上手くいっている方なんじゃないかな。
…ただ、設定以外月並みな展開のお話でもあったかな。


出演者ですが…
ウィル・スミスはいつも通り。

あのオーク、ジョエル・エドガートンだったんですね。
日本語で観たから気がつかなかったけど、キャスト知ってから思い返すと確かにジョエル・エドガートンでしかない顔。
彼はオーク顔ですね(知らんけど😅)

悪役のエルフは、ノオミ・ラパスみたいな顔だなぁと思っていたらノオミ・ラパスでした😅
こっちも特殊とまではいかないけど、シッカリめのメイクで本人から遠ざかっていたのか、違う人と思っておりました💦


点数は(まぁこういうの作ろうとした意気込みへの評価も加味して)
4点弱(5点満点中)です。



では、このあたりで



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