ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

映画記事も散在報告も停滞中…ですが、自分が飽きない程度のマイペースで運営中。良かったら読んでいってくださいませ。

【コミック】藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス1:ミノタウロスの皿…「アチタが見える」のオチが難解というのを数十年ぶりに思い出した。

2023-05-06 22:59:29 | 本(コミック)
本日は、2023年5月6日(土曜日)2度目の投稿(1度目はこちら
本日は、朝の投稿の後、妻に命じられ、家の掃除と断捨離を遂行。
かつて最終号まで買ったのにろくに読んでもいなかった、デアゴスティーニ「週刊スターウォーズファクトファイル」を処分しました(ごみとして捨てた)
これを買った金額は10万円前後💦…二度とああいったものには手を出しません

あとは結婚式に行った娘を夕方迎え位に行った1日でした。


以下は、コミック記録です



「藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス1:ミノタウロスの皿」🐮
著者 :藤子・F・不二雄(©️藤子プロ)
発行日:2023年4月12日 初版第1刷発行
発行所:小学館

Amazonで見つけて衝動買い(全巻予約)、2023年4月22日(土曜日)に届いて、程なくして読みました。



概要
1970年代後半〜1980年代にかけて発表、発売された藤子・F・不二雄(旧 藤子不二雄)の「異色短編集」をはじめとするSF短編を再編集して(何度目かに)再版される「藤子・F・不二雄SF短編コンプリート」の1巻。
本のタイトルになっている「ミノタウロスの皿」の他、「カイケツ小池さん」「ドジ田ドジ郎の幸運」「ボノム=底ぬけさん=」「じじぬき」「ヒョンヒョロ」「自分会議」「わが子・スーパーマン」「気楽に殺ろうよ」「換身」「アチタが見える」の計12話を収録。



感想
藤子不二雄「異色短編集」を最初に読んだのは、小学生の頃。
当時、我が家に居候していた、従兄弟のお兄ちゃんが買っていて、譲り受けたのが初めて。

話はそれますが、このお兄ちゃん…当時は不良で💦、何かやらかしたのか高校を中退、従兄弟の親…父の姉、その時点でご主人とは死別され、女手一つで二人の子供を育てていたのだけど、グレた子供の世話が厳しかったのか、うちの親にヘルプが来て、当時商売していたうちの親の元で、住み込みで働くことになった経緯…とはいえね、私ら兄弟には優しく、よく面倒を見てくれた方でした
髪型以外、不良という印象は無い方でしたが、居候先では遠慮があったのかも知れません
この従兄弟からは、松本零士「戦場漫画シリーズ」「銀河鉄道999」の初期の巻、そしてこの藤子不二雄「異色短編集」を譲り受けています。
不良というより、今考えるとオタクセンスが良い方ですよね(オタクという言葉が生まれる数年前の出来事)

まぁそんなこんなで、過去に読んだ本であり、かつ探せば当時の本が家の奥にあるんですが(多分、捨ててない)、手っ取り早く読みたくなり、なんとなく装丁も気に入ったの、今回の再販本を書い始めちゃいました。
(続きの巻も、全て予約済み💦)


感想ですが…各話のあらすじやら、背景、データなどは、他の書籍や、インターネットで調べていただいた方が正確なので割愛するとして…
(参考書籍は、SFマガジンの最新号、2023年6月号「藤子・F・不二雄のSF短編特集号」がオススメです
…私としては、各エピソードに対して、思ったこと、思いついた事をダラダラ書くことにいたします。
…大したことは思いついてもいませんが💦



【ミノタウロスの皿】🐮🍽
「異色短編集」でも1巻に収録され、「カンビュセスの籤」と並んで()、藤子・F・不二雄SF短編の代名詞的作品。
地球とは全く違う価値観の星の話で、藤子・F・不二雄の絵柄じゃなったらかなりグロテスク💦
人間が食糧にある様なグロ系ホラーやSF作品は数あれど、価値観の違いで押し通すような類似作品は、(私が知っている中ではだけど)意外と無い気がします。
私は、小学校の時に、最初この漫画を読んだんよね。でもお話は、理解できたし、ミノアの裸にも若干反応した記憶があります。


【カイケツ小池さん】🍜
これもどこかで読んだけど…記憶が確かなら(確認する気はない)「異色短編集」には掲載されていなかったのではなかろうか()その後、別の機会で読んだのか、内容は知ってた様な、実は知らなかった様な…
「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」の前日譚だか、元ネタだか…なんかな
で、この記事でやりたかったのは、(上記「ミノタウロスの皿」で早速頓挫したけど)過去にブログ記事したものの中で類似作品があるかということ。
すぐに思いついたのは、奥浩哉「いぬやしき」…カイケツ小池が二人に分裂して役割分担してるのが「いぬやしき」よね。
「デスノート」にも近いかな。
ヒーローの能力を持った大量殺人者もののハシリなのかも知れません


【ドジ田ドジ郎の幸運】
この話を子供の頃、初めて読んだ時に思ったのは2点。
1.「21エモン」のゴンスケじゃん。
2.分子の動きが偶然まとまれば、ものが勝手に動いたりできるというSF知識
でした。
類似作品は…あるような、無いような…「とっても!ラッキーマン」の元ネタだったりすんのかな
となれば、ガモウひろし大場つぐみは、確実に藤子・F・不二雄のSF短編の影響を受けているってことですよね。


【ボノム=底ぬけさん=】🍢
嫌な話です
で、SFでは無いです。


【じじぬき】🃏
ジョーカー🃏が入っているのはジジ抜きでは無くて、ババ抜きよね💦
この手の話は数知れず。
前後関係はわかりませんが「ドラえもん」のタイムテレビは、これと同じプロットです。


【ヒョンヒョロ】🐰
理不尽かつ、後味が若干悪いのがこの話。
類似作品は、ありそうで無いというか…思い出したらそのうち。


【自分会議】
おそらく当時は、そこまで世の中に物語に溢れていなかったタイムパラドックスもの。
もちろん「バック・トゥ・ザ・フューチャー」よりも前の作品。
今後のMCUアベンジャーズの敵、カーンは、この時分会議の延長線上にある設定の敵
既に「ロキ」「アントマン&ワスプ:クアントマニア」には登場済み。
違うのは、カーンは、時間が分岐した世界線で同時に存在できること。
この「自分会議」の主人公の分岐点は、学生時代で…そこよりも過去の子供が死んじゃうとその後の存在がなくなるみたいな、若干わかりづらい設定。
藤子不二雄って、おそらく意図的にSF交渉の硬さを変えてきます。これは緩め


【わが子・スーパーマン】🦸
怖いし、バイオレンス💦
上記「カイケツ小池さん」と違うのは、力を持ったのが純粋かつ分別のつかない子供ってこと。
(小池さんも分別ないけど💦)
観てないけど、描き方が違うだけで「オーメン」とか、その系統の話


【気楽に殺ろうよ】🗡
パラレルワールドに行ってしまったのか、夢なのか
オチまで含め、その後の「世にも奇妙な物語」で同じ感じの話がいくつもありそうなエピソード
性的なことはタブーでなく、食事がタブー(恥ずかしいこと)
殺人は、許可証があればOK。
石森章太郎の「惑星番長」にちょっと似てるけど、たぶん藤子不二雄が先


【換身】👫
「転校生」「君の名は。」
最近で言えばGAGの女性と、草野球のおじさんと、中島美嘉が入れ替わるネタとか、こちらも語り尽くされてる設定のものだけど、そんな話のはしり。かつ他作品にはない思い切ったオチ
「転校生」の原作「おれがあいつであいつがおれで」よりも、たぶん藤子不二雄が先


【アチタが見える】🌂🌂🌂
子供が預言をしていくというお話なのだけど…
オチが難解。子供の頃もわからなかったし、今もよくわからない
話は覚えていなかったけど、このオチを読んで記憶が蘇りました。
で、モヤモヤしてます💦
アメリカンジョークで…
呼んだ人が翌日死んでしまう悪魔の能力を持った子供が、
「おじいいちゃん」といえば、おじいちゃんが、
「おにいちゃん」というえば、おにいちゃんが、
とうとう「おとうさん」と呼ばれて恐怖に陥るおとうさんだったけど、死んだのは隣の家のご主人だった…ってのがあるけど、そういう感じなの


点数は、言わずもがな
思い出や先見性への感心含め5点(5点満点中)

…そもそも、今の私を作った一部となっている作品群ですからね



では、このあたりで


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