ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

映画記事も散在報告も停滞中…ですが、自分が飽きない程度のマイペースで運営中。良かったら読んでいってくださいませ。

【小説】鉄鼠の檻

2008-01-09 22:49:23 | 本(小説)
一個前の記事「蟲師」に蛇足ネタを追加したピロEKです。
興味のあるかたはどうぞ…。
でもわざわざ後乗せするほどのネタでもないから期待しないでくださいね

私はずっと室内で勤務しているので気がつかなかったんですが、今日はずいぶんと暖かかったらしいですね。もう冬終わりなんですかねぇ(?)



さて、本年最初の小説レビューは今年の干支に因んで(ホントは考えてません…偶然です)…



「鉄鼠の檻(てっそのおり)」
(京極夏彦著、講談社、1996年1月5日初版発行)

現在、映画「魍魎の匣」の上映中ですねぇ。面白いんかなぁ???
前作(映画:姑獲鳥の夏)は頗る評判が悪かった映画でしたが、今回は実相寺監督の手を離れた映画なので(お亡くなりになったですからね)、少しは期待(!)しております
「魍魎の匣」はDVDになったら前作と一緒に鑑賞してみようかと思っているピロEKです。

さて、そんな京極堂シリーズの第四弾小説がこの「鉄鼠の檻(てっそのおり)」。
またもやお風呂で読んでおりました(読み終わって一か月以上になりますけどね)。
で、かなり厚いので結構な時間がかかり、本は湯気でふにゃふにゃに…

ストーリーは…
商談のため箱根山中の旅館「仙石楼」に滞在していた骨董商、今川雅澄だが、商談相手がなかなか訪れず、足止めされていた。同じ頃、仙石楼に滞在していた元医者の久遠寺嘉親(姑獲鳥の夏、久遠時医院の院長)と出会う。科学雑誌「稀譚月報」の取材で中禅寺敦子と同僚の記者・飯窪、カメラマンとして臨時に雇われた鳥口守彦も仙石楼へやってくる。そんな全員の目の前、仙石楼の中庭に謎の僧侶の死体が忽然と姿を現す。死体の僧侶は敦子らが取材するはずだった寺院「明慧寺」の僧侶であり、今川の商談の相手でもある人物だった。

てなお話。


とにかく今までの巻にも増して読めない漢字が多かったこの「鉄鼠の檻」。
仏教用語やら坊さんの名前やら、宗派の名前やら…

あと、
「誰が殺したクックロビン」とかいう台詞を京極堂(だったかな?)が引用したり、
全体的には無彩色の禅寺が舞台で…だったりとか、
男色とか描いてるもんだから…
なんとなくパタリロ風味な4巻目でした。


途中まではどんな事件が起こっているのかもわからなかったんで、どうなるんだろうと一所懸命に(本がフニャフニャになるほど)読みましたが…

ちゃんとオチちてないんじゃないこの話。

今までの4冊の中では一番ツマんなかったかな
まぁシリーズを読み始めちゃったものは仕方ないです。これは多分中だるみです。
続きの巻での盛り上がりに期待するピロEKでした。



(当ブログ内の関連記事)
2007年06月06日 【小説】姑獲鳥の夏
2007年07月21日 【小説】魍魎の匣
2007年10月15日 【小説】狂骨の夢



では、今日はこのあたりで


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