

ぴら家の裏山にはサルがたくさん住んでいる。けど、畑の作物を荒らしたとか椿の実を食って困るとか、そんな話はあまり聞かない。おサルたちは時々道路に出てきて走っている車をボーッと見ているけど(近づいても無関心)、北関東の某観光地(猿回しが有名な)のように、観光客のお菓子を強奪しに来るようなコトもないようだ。たぶん、伊豆大島には人間とは関わらないように、ひっそりと暮らせる環境がまだ残っているからだと思う。
土曜日の昼下がり、そんなおサルたちが道ばたに集まっていた。大きな木の上に1匹、下の方に4~5匹。木の上のサルは気が狂ったように枝を揺らして、下に降りているサルも道路で暴れ回っている。「まるでお祭りみたいだけど、何やってんの?」と見ていたら、オオシマザクラのサクランボを上のサルが落として、下のサルが一生懸命に集めて食っているらしい。う~ん、なかなか見事な連携の収穫作業。コリャ絶好のチャンス!と携帯カメラを構えると、「ヤメテェ~!」とばかりに山へ帰っていってしまったシャイなおサルさん。残念・・・
実は、、、畑は大変なのです、、、ハイ、、、
今の時期はサクランボがあるせいかあまり畑には下りてきませんが、おいしい作物(トウモロコシなど)があると大変。山に食べ物がない秋から冬は大暴れで、畑のアシタバを引き抜いて根っこをカジカジ、、、泣けてきます(;;
でも人からお菓子を奪うということはまだやっていないようです。野生化してからは島の人が餌付けしていないおかげかな?
私も何度か写真にとろうとしましたが、すぐ逃げてしまいます。動物園出身の割にはシャイですよね!
キュウリネット(流用)で囲いを作っても、くぐったり飛び越えたりして進入してきます・・・
大島のおサルが元気なのは、アシタバの根をかじってるからかもしれませんね!
大根やかぶを植えておくと頭の部分を突っついてゆきます。
タイワンリスの困ったちゃんです(なつかしー)
人ががんばって集めようとしている椿のみを早朝からカリカリと、、、結構この音で目が覚めたりします。
でも、生き物がワサワサといるのが大島のいいところですね。
リスとかムカデとかマムシとか、「そんなのが大島にいるの?」と呑気なことを言ってました。
そんな人に「家の前にサルもイタチも出るよ!」と教えると、「ご冗談でしょ?」と言われてしまいます・・・