ぴらにあの写真館 in 伊豆大島→都会へ(新・日記帳)

8年間の伊豆大島生活から都会へ移住しました…
旧日記帳(ODNまいぺーじの思い出)は、BOOK MARKよりどうぞ!

たろうとつばき・・・

2006-12-05 22:46:46 | メディア・雑感

 ちぴらのマイコプラズマ肺炎で病院に行って、小児科の待合所で『たろうとつばき』という絵本を見つけた。利島(伊豆大島の隣の小さな島)の小学校一年生の男の子の話で、コレがかなりキュンとくる・・・

 たろうのお母さんが倒れて東京の病院に入院してしまう。お父さんは心配でお見舞いに行きたいけど、椿油工場の仕事が忙しくてどうしても東京に行けない。クリスマスイブにたろうは一大決心をして、一人でお母さんの病院へお見舞いに行く。はしけで大型船(ふりいじあ丸)に乗って竹芝桟橋へ、初体験の電車で浜松町から新宿へ行って、人生2度目のバスで病院へ向かう。島の子供、しかもバスも走ってない利島の子がたった一人で都会へ旅をする。船が竹芝に接岸する時にたろうがポツリという、「かあちゃん、ここにいるのか・・・」という独り言。たろうが住んでいる島と、かあちゃんが入院している東京は、全く違う世界だというたろう(島人)の気持ち(不安感)を、よく表していると思う・・・

 2週間後、お母さんの手術は無事終わって利島に戻ってくるたろう。宮塚山は真っ赤なつばきに染まって、たろうとお母さんと新しい家族を迎えてくれる。お父さんが踊りながら手を振っている桟橋がザッパンで、なんとも真冬の利島らしい・・・

【たろうとつばき(ポプラ社) 渡辺有一著】←ネット通販で買っちゃいました!
コメント
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