今日はパソコン絵画教室を休みました。
8月8日は母の92歳の誕生日。
その日まで持ちそうもない母
今朝、おむつ交換のために母の部屋に行くと、
薄目を開け、口も薄く開けてまるで死んでいるように眠る母
声をかけても全く反応がなく、焦ってしまった。
もう、心もここには居ない
遠い昔に帰って行ってしまった。
子供のころ遊んだ山川が目に浮かぶらしい
そこに居るのは亡き弟とか従姉妹たちとか
母の傍にいて話しているらしい

母の実家 1996年6月母とピップを連れて
そして、母のお葬式をやっているらしく
「こんにゃくとあぶらげが必要だ」
「こんにゃく、こんにゃく」と騒ぐので
「こんにゃく何に使うの?」と聞くと
「こんにゃくの白和えはお葬式に付き物だ」と言う
「へぇ~」
「常識的なことをやってちょうだい」
と私に指図する。
かと思えば
「緑がきれいだよ」という私に
「新緑だね」と母
「新緑じゃないよ7月で梅雨明けだもの」
すると母は
「7月16日木曜日
随分遠くから帰ってきたものだ」と言う
「誰が?」と私
母は人差指で自分の鼻をさした。
「どこに行ってたの?」
「お墓」
こんな調子なのだ。
どうやら母の心はこの世?否、この場所から離れている。
朦朧としているのだろうと思う、
せめて最期の時くらい傍に居てあげたい
ずっと自由にさせてもらっていたから。
この5年間母のせいで、どこにも旅行が出来ず
長生きし過ぎだよなんて思っていたけれど
後数カ月で母と永遠にお別れかと思うと、悲しい。

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