20日の火曜日に訪問看護師の方の看護を受けた母に
無呼吸状態があるので、水分を与えない様に指示があった。
前日、訪問入浴の時、血圧が100を切ったので、入浴が中止になり
その話を姉にすると、姉が危ないかもしれないからと、泊まりがけでやって来ていたので
看護師さんの言葉に、二人で覚悟を決めた。
そして看護師さんの報告を受けた医師が翌日の水曜日に、やって来て、
明日か明後日、要するに木曜日(22)か金曜日(23)辺りが最期だろうと宣告。
二人で母の最期を看とろうと母の側で、思い出話をしながら、静かな時を過ごしていた。
でも、最期の時を待つのはとっても疲れる事だ。
意識しないが、異常な神経の高ぶりがあり気持と体を疲れさせ、
たった数日がむちゃくちゃ長く感じさせる。
母の苦しみを早く終わらせてあげたいと言う願望も手伝い
本当に永い数日間。
気が遠くなるほど長い時間の流れ
自分達の中では、お葬式のシュミレーションが出来ていた。
水曜日か遅くとも木曜日に母が死に、土曜日がお通夜と言う流れが・・・
だけど、母は想像を越えて丈夫で、未だに息を引き取らない。
金曜日に診療所の看護師さんから、どうなったかと電話があり、
まだ、息をしていると伝えると頑張りますねと驚かれた。
月曜日から来ていた姉は、家の事をやりに木曜日に一旦帰り金曜日にまたやって来た。
母がこんなに死ねないのは、この世に未練がある、
それは、唯一会っていない孫、私の息子を待っているのではないかと言うので、
会社帰りの息子をメールで呼び寄せたりした。
昨日、姉は「もう、私は看とらなくてもいいから、気が済むまで看たから」と帰って行った。
夜、こんなに長く、水も与えず何もしないと言うのは
殺人になるのではないかとイシマツが言い、大喧嘩になった。
私はただ、延命治療はせず、自然に任そうと思っているのだが
母の死をめぐり、私の心はカサカサになってしまい、疲れてしまった。
母の死を宣告されて、まだたった3日しか経っていないのに。
シュミレーション通りに行かなくたっていいじゃないか。
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