ピップ

今日はピップの２回目の命日。

昨日、雨だから暇が出来たと、突然姉が遊びに来た。
母の部屋で母を囲んで、犬達も含めて、食事をし、談笑した。

クッキーの事から、話題はピップの思い出話に変わってゆき、
姉も私も、目頭が熱くなった。

ピップはやんちゃで興奮性の、ガウガウ犬で、
遊んでいる内に、エスカレートしてガフリと噛まれたことが何度もある。
極めつけは、ピップ、４才か５才の夏、
田舎で養父の新盆をしたとき、興奮したピップに噛まれ、
姉も私も何針も縫う大怪我をしたっけ。

蒼くなった私は、獣医さんに相談して、４本の犬歯を削って貰った。
その事件以来、ピップも反省したのか、噛まなくなったが
興奮すると、けっこう怖い所があったっけ。
それでもピップは皆から愛されていた、特別な犬だった。
あんな、どうしようもない問題犬だったから、
みんなの心に強烈な思い出を残したのかな。

今もまだ、ピップを思うと、涙が止まらなくなる。


　
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