雰囲気があったり、おもしろ味があったりすることを
「味がある」とも表現します。
この時期、緑一色になりがちな奥山の森に、
赤紫や青紫、青や白などの色で見ごたえを与えてくれるのは、
雨が似合う花「紫陽花(あじさい)」です。
そんなわけで、今回のポッポニュースでは、
紫陽花ではなく「味彩」と書きたいと思います。
ちなみに味彩の色は、土壌の酸性度で変化すると聞いたことがあります。
自ら実験したわけではないのですが、たぶん本当なのでしょう。
今回のポッポニュース掲載の写真を見てもらって分かるように、
隣り合わせの花でも、花色が大きく違っていることが少なくありません。
そこで土壌の酸性度うんぬんの話を根拠にすると、
土壌の性格は相当に不均一で多様なのだと気づきます。
料理やスイーツの味付けはもちろん、平等の名の下の「均一」と、
そこから想像できる「安心」に慣れてしまったピジョンズ・パークには、
混沌(こんとん)が生む「違い」が、とても新鮮に感じられたりしたのです。
ひねった蛇口から一滴の水も出てこなかったり、
飛べると見積もった向こう岸が案外遠かったり──本当のところ、
この世界はままならないことだらけだったりするのだけれど、
一方でそれだからこそ楽しいのだと教えてくれるのが、
徳島県西部の山間のマチ・つるぎ町一宇久藪の森に咲く味彩群。
写真は、昨年の明日(2012年6月27日)に撮影したもの。
今シーズンもそろそろ見頃か──。
緑の森に、いっそうのおもしろ味を添える「あじさい」の色具合が
とても気になるのです。
▲屋根より高い「色」は、鯉のぼりだけじゃないみだいです
▲お堂から登ってきた「混沌」山肌を振り返りました
▲色は個性です。そして個性と個性の間をつなぐのも、どうやら個性であるようです
This program is presented by pigeons-park.
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去年の花は見事でしたねえ。「味彩」か、う~ん、
そして「個性と個性をつなぐのも個性」 本日の名言でした。
今日も、あじさいを引き立てるいい雨が降ってます。
長靴をはきたくて、ウズウズしてるのですが^^;
話は変わりますが、竹田城行かれてたのですね。
偶然ですが、ピジョンズ・パークも近くまで足を運ぶ予定。
女神さまの見てきた風景をおさらいしてみようかなぁ。