吉野川市川島町を流れる吉野川では、落ちアユ漁が最盛期を迎えています。
漁は10月19日(水)まで行われるそうで、11月11日まで産卵のため禁漁となります。
その後12月30日(金)まで、産卵を終えたアユの漁が行われるのです。
今朝の川島町吉野川でも、昔ながらのカンドリ舟やアユ釣り船が幾艘も浮かび、
コロガシあるいはピンピンと呼ばれる漁法で太公望らが竿を振るっていました。
かつて川を下ることを「あゆる」と言ったそうです。
これが転じて、川を下る魚「アユ」になったのだと、
長年ここでアユ釣りを楽しんでいるという地元の方から聞きました。
4月から5月頃に、吉野川の上流部を目指して海からさかのぼってきた鮎は、
三好市池田町のダム湖あたりまで泳ぎついて夏を過ごし、
秋に産卵場所を求めて下ってくるのだそうです。
そして川島潜水橋から、昨日のポッポニュースで紹介した柿原堰あたりまでの
川底がアユの産卵にとても適しているといいます。
そのためこの時期に、とくに魚影が濃くなっているようで
「先の三連休(10月8日~10日)には、
多い人だと一日に100尾も釣り上げたよ」というほど。
サイズも尺アユと呼ばれる体長30cmを超える大物も少なくないのだそうです。
卵をたっぷり抱えた落ちアユはどんな味がするのでしょう。
香魚とも呼ばれるアユだけに、ふるさとの秋がたっぷり香る美味に違いないと、
ピジョンズ・パークは思うのです。
▲川島町を流れる吉野川で落ちアユ漁が盛んに行われていた
▲落ちアユは、コロガシあるいはピンピンという漁法で釣り上げる
▲尺アユと呼ばれるほどの大物も少なくない
▲秋の味覚「落ちアユ」を求めて、多くの釣り人が訪れていた
This program is presented by pigeons-park.