このトピを書く前、まさか
「センター試験問題に出題で大騒ぎ」
になると、思いもしなかったです。
(「小さなバイキングビッケ」といい、あの問題は40代以上でないと分からないかもねぇ)
なぜ、書こうかと思ったかというと、センター試験の前、 NHK「ごごナマ」に半端ない読書好きのミムラさんが登場した時、船越さんと「ムーミン」の話で盛り上がっていたから。(あの芸名も、ミムラ姉さんからとったとは知ってましたが)
そこで、衝撃の事実を聞いたのです。
「スナフキンと、ミー、ミムラ姉さんが兄妹だった」
あ~、なんて無知だったんだろう
ムーミンは、もともと好きな作品でした。
といっても、今は放送されない、岸田今日子さんのムーミン。
あれがどうしても見たい(原作者の反感を買い、放送不可と聞きましたが・・・)
特に、スナフキンは、はぎおの「心の師匠」として、長年尊敬しておりました。
ただ、アニメの印象が強く、原作を手に取ったこともありませんでした。
それで、今回、この話題をきっかけに、読んでみることにしました。
ます、第二次世界大戦前に書かれたという、幻の第一作
「小さなトロールと大きな洪水」
いや~驚きました。
はぎおが知っている、カラフルで、ホンワカとしたアットホームな世界観はなく、色でいうとグレー、白黒の世界。
だいたい、洪水で家が流され、ニョロニョロについてフラフラと旅に出た、行方不明のパパを捜して、ママとムーミンが旅に出る・・・なんだろう。この「世紀末」のような暗さ。
そして、途中に出会った「スニフ」とともに旅を続けるのですが、パパが行方不明でいらだっていたのか、ママが結構毒舌で
スニフがちょっと勘違いした知識を披露し、バカにした言い方をすると、
「バカはあなたよ」
なんて言ってのける。ママってこんな怖い人だったか
もちろん最後はパパと再会して、新しい家も見つけ、ハッピーエンドではあったのですが、背景にある自然災害とか、人間の欲望とか本音・・・全然想像していた「童話」とは異なり、ドキドキするような展開で、昼休憩、15分で読み切ってしまいました
次は、
「ムーミン谷の彗星」
こちらが最近まで第一作といわれたもの。
ただ、パペットアニメで見たので、原作とは若干異なるかもしれませんが・・・
こちらも、ムーミン谷に彗星が落ちてくる・・・という自然災害というか、避けられない危機にどう行動するか、童話とはちょっと違う、危機に際しての人間の本音を垣間見た気がしました。
ここで、スナフキンやミーたちが登場しますが、ムーミン・スニフも含め、愚痴とかケンカとか、命の危機にさらされるいらだちの中に、宝石やお金に目がくらむ欲望とか。
「人間はいつもきれいごとだけでは生きられない」
そんな言葉が浮かんでしまいました。
もちろん、友情も生まれるし、ハッピーエンドではあるのですが、軽いカルチャーショックを受けました。
(スナフキンが笛を吹いてたギターじゃないの・・・とか
)
実はもう一冊、「たのしいムーミン一家」も購入しているのですが、まだ手を付けていません。
もう少し、最初の2冊の余韻を楽しんでから、次へ進もうと思います。
イメージだけで知っている童話、小説も、読み返してみると実は「奥深い」ものがあり、自分なりの想像・解釈をすることで、もっと世界観が広がるものだと、改めて感じます。
「読書嫌い」も少しは改めないと
知りませんでした!!
「スナフキンと、ミー、ミムラ姉さんが兄妹だった」
マジかぁあああ。
なんか見方が変わるじゃないですかぁぁあ。
といっても、
私も岸田今日子版しか観る気がしないので、
記憶の中の「ムーミン」なんですが…。
広川太一郎の声も脳内で響いてます(笑)
「原作者の反感を買い、放送不可と聞きましたが・・・」
そうなんですか!!
またまた知りませんでした!!
もしやノンノンのお兄ちゃんが
気に入らなかったのかなぁ…(笑)
小学生の時にアニメを観ていて、
原作本を、学校の図書館で手に取ってみたのですが、
イラストがアニメと違って妙にリアルで…。
内容が違う気がしてそれ以上近づきませんでした。
たぶん、これからも。
本を購入されたのですね!
図書館なら、さっさと読まないといけないですが、
いつまでも手元に置いておけるなら、
ジックリ浸りながら楽しめますよね。
こんにちは。
やはり、一度は原作を手に取られたんですね。
私は今回初めてだったので、もう驚きで!
第1作はホントに薄いので、良かったらぜひ(笑)
♪ねぇムーミン こっち向いて〜
あー懐かしい!
私も、岸田さんのムーミンはもちろん、あの気取ったスノーク、広川さんのお芝居が大好きで!
原作者の怒りを買って…というのは、噂の域をでませんが、ある時から映像を全く見ることができなくなったので、やはり横やりが入ったのかなぁと。
今いちばん見たいアニメを挙げるとすれば、文句なく昔のムーミンです!
ふわっとした原作の印象とは違いますが、そういえば、こちらもよくケンカ・仲間割れして、にぎやかな印象でしたね。
どうにかして手に入れられないかしら…
それにしても、孤高の旅人、スナフキンが、ミーとミムラ姉さんと兄妹とは驚きですよね。
ご無沙汰しています。
私も「ムーミン」は岸田今日子さんの世代です。
このアニメ版に対してトーベ・ヤンソンがどういう想いを抱いていたのかは、今一つ判然としません。
でも、「ルパン三世」1stシリーズを手掛けた大隅正秋さん、山崎忠昭さんを始め、村野守美さん、りんたろうさんといった、個性ある実力派のスタッフによって素晴らしい作品に仕上がったことは、子どもの頃に観た私たちの誰もが認める、紛れもない事実です。
モノクロ版「サイボーグ009」も、スタッフは原作をただなぞることはせず、「私たちは作品をこう読み取った」と、真っ向勝負を挑んでいました。
「ムーミン」については、作品に対するトーベとアニメ版のスタッフ、それぞれの想いが不幸にして交わらなかったのかも知れませんね。
こちらこそご無沙汰しています。
ムーミン。
「原作」があっての「名作」なので、それぞれ好みがあると思いますが、やはり私も昔のアニメが大好きなので、現状のように「放送不可」状態が続いているのがとても残念でなりまさん…
昔のアニメはどれもそうですが、このムーミン も「劇団出身」の配役が多いので、高品質な内容と共に、知らないうちに「良いお芝居」を見ることができた…と思っています。
ともかく、もう一度あの作品を見たい!ますますそんな思いに駆られる昨今です。
TVでしか知らないけど 原作 読んでみたいです。
私の中のムーミンは桃源郷から一歩出ると怖ーい世界、にゅろにゅろや丸くて黒いゲジゲジにつられておさびし山に入って行くと そこは、、。
フィンランドかノルウェーあたりの作者なので ああいう怖い森林や谷のイメージが湧くんでしょうか。
無駄じゃ無駄じゃのハンモックで寝てる人 好きでした。スナフキンは子供心に孤島の人を心配してしまって名残が残って寂しくなるんですね。
このサイト 奥が深-い。毎日過去の物をランダムに読ませて頂いてます。
コメントありがとうございます。
結局、残りの2冊は読めてませんが、1・2作目はなかなか衝撃的でした😱
日本の昔話も、江戸・明治の頃と今ではかなり内容が違うと言いますが…
アニメのようにほのぼの系と言うだけでなく、かなり本質をついた深いストーリーだったんだなぁと。
ぜひ1度読んでみてください!