歴史ドキュメントを見るのが好きなのですが、東大の山本博文先生の冷静で物腰が優しい語り口が好きで、一度著書を読んでみたいと思っていました。
で、探したのが
実はこれは平成23年の著書なのですが、その後どんどん教科書が変更され、最近も
「聖徳太子→厩戸王」
「鎖国の名称は廃止」
など、長年当たり前だと思っていたことが、どんどん変わっています。
(でも、昔の授業でも、ちらっとそんなことは聞いた気がするけど・・・)
さて、本題に戻りますが、山本先生の著書も結構衝撃的でしたよ。
目次から拾ってみると(古代は飛ばしますが)
・鎌倉幕府の年号
・頼朝の肖像画は誰か
・騎馬武者像は足利尊氏ではない
・江戸には「士農工商」はなかった
・幕府は国を閉じていなかった
・田沼意次の評価の見直し
などなど(目次を抜粋の上、若干文面を変えています)
なんだか、読めば読むほど、今まで学んできたことは何だったんだろう・・・などと複雑な気持ちになります
どんどん新しい書物・研究が発表され、史実が変わるのは当たり前のことだと山本先生はおっしゃいますけどね・・・
もし子供がいたら、完全に歴史の話題は食い違っていくことになるんでしょうね・・・
愛する「時代劇」も、もしかしたらどんどん「新しい歴史観」で描かれていくのかもしれません。
今後の「大河」なんか、まだまだ可能性がありますよね
とはいえ、読後、新鮮さとともに、複雑な感情を覚えてしまいました・・・
「大江戸捜査網2015」が、正しく“田沼意次の評価の見直し”に基づいた内容でしたね。
最初は「瑳川哲朗さんが何故田沼役???」と思いましたが、観ていてなるほどと……。
こんにちは。
・・・実は結局、BSでもCSでも「大江戸捜査網2015」の放送がなく、見ていないんですよ・・・なぜなんでしょう(^^;
田沼意次は、「剣客商売」で切れ者でありながらとてもいい方として描かれていますね。平さんのイメージもありますが(^^ゞその頃から印象が変わり始めました。
瑳川さんの意次、ぜひ見たいんですけど・・・