はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

今年3冊目の読書(笑) 磯田道史著「日本史を暴く」 。

2023-11-15 08:19:00 | 記録:本
読書が趣味、とは全く言えないですが、記録として残しているカテゴリなので、書いてみます。
 
前々から、広告で気になっていたこの本↓

磯田先生の「日本史を暴く」
 
時代劇大好き。日本史=時代劇の内容、という構図が大きかったのですが、さすがにこの年になると、「ドラマはフィクション。そりゃ、裏も闇もあるよね」と感じる今日この頃(純粋さはどこへやら)
ただ、なんでも「真に受けない」というのは、昔からの性分、「へそ曲がり」「あまのじゃく」。
しかも、こんなタイトルだと、読みたくなるじゃないですか。
 
内容はこんな感じです。(目次抜粋)
・信長は「地球は球体」を広めた
・潜入失敗、忍者もつらいよ
・忍者のミッションインポッシブル
・江戸期のグルメ旅行
・西郷隆盛、闇を抱えた男
・修学旅行の始まり
・・・などなど、有名戦国武将、幕末の英傑の裏側から、庶民の暮らしまで、話題が豊富。特に忍者の行動、行く末は、なかなか目にすることもなく、興味深く読みました。
あまり、ご紹介できない内容もあるのですがそこは、「人間の生活」ですから、変わった部分、変わらない部分があるものだ、と楽しく拝見していました。
 
みんながよく知る「ヒーロー」も、違う視点からすれば「悪人」に見える。
きれいごとだけでは、世の中変わらないですからね。
 
 
一番真剣に読んだ分野は
「疫病と災害の歴史に学ぶ」
ちょうど、この本の元になったコラムの連載中だったのでしょうか。コロナ禍となり、この分野が加わったのでしょうか。
200年前の「疫病」流行の時も、クラスター、自粛、マスク・・・同じようなことが起こっていて、現在の私たちがそこから学んだのか、学んでいないのか。正直よくわかりません。もしかしたら、江戸時代と同じことが繰り返されただけなのかな、と。
「温故知新」という言葉が好きなのですが、過去から学ぶものは多い。そういう意味で、磯田先生たちのような「歴史研究家」の著書を読むことは、新しい情報を得られるのかな、と改めて感じます。
 
 
とにかく、磯田先生は行動派。
他の方もそうかもしれないけど、ご自身で、小さな古書店や地域の老舗などに足を運んで、史料を集め、解読している。学者さんって、助手に調べさせたり、もっと上から目線なのかな、と思ってましたが(実際そういう方もいるみたいですけど)。磯田先生は、ご自身でもおっしゃるように「歴史オタク」なんだなぁって。文面から伝わってきます。教授になってなるつもりはなかったと。
自ら全国に足を運んで資料を集め、ニヤニヤしながら解読している様子が思い浮かんで、こちらまで楽しくなりました。
 
お隣岡山ご出身、というのは知ってたのですが、実は同い年だった
テレビやラジオで拝見していても、とにかく知識の泉のごとく、豊富な情報量を楽しそうに語られる。あのパワフルさには、恐れ入ります。
勝手に親近感も沸きましたので、多数ある著書を少しずつ読んでみたいと思っています。

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