はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

心から尊敬できる人って 。

2020-08-18 19:51:43 | 気になる:人

渡さんが亡くなって、1週間。
まだ、信じられないし、なんだか喪失感も大きいです。

1か月前「石原プロ」の解散・・・が寂しいな~と思ったばかりだったのに。
ただ、長年勤めたCMで、裕次郎さんとの「幻の共演」を果たして有終の美を飾り、大きい存在だったに違いない「石原プロ」の整理を決めて・・・最後は、家族と静かに。
ご本人はまだまだやりたかったことがたくさんあったと思うので、これは不謹慎かもしれないけれど、最後までスマートに、見事だったと。

いろいろテレビや新聞で見ていると、石原プロファン?のはぎおも知らない、渡さんの懐の大きさ、優しさ、そして厳しさを改めて垣間見ました。亡くなった方を悪く言う人はいないと思いますが、それにしても、次から次にいろんなエピソードを聞くと、無骨だけど、ユーモアがあって、やはり素敵な、大きな方だったんだなって。とにかく周囲への気配り、優しさ。いつも広く目配りができて、困っていればそっと手助けする。なかなか真似できません。どうやったら、あんな人になれるのだろうやはり、「自分」よりも、「相手」を思いやる心が大切なのでしょうか。真剣に考えちゃいましたよ。

それに、「石原裕次郎」という存在を、心から尊敬していたということも。
生きているうちであれだけ「尊敬できる人」がどれだけ現れるか。「一生ついていこう」「この人の為に頑張ろう」と思える人に出会うことがあるのだろうか。
それが、渡さんにとっては裕次郎さん、舘さんにとっては渡さん。
メディアでは「男気」みたいな感じですが、男女関係なく、損得抜きで「人が人に惚れる」関係性って素敵だな、羨ましいな、と思います。

 

テレビではやはり、代表作として「西部警察」「大都会」という、派手な刑事ドラマが出されてました。確かに面白かったですが、はぎおは個人的に

私鉄沿線97分署」「浮浪雲

みたいな、ふわっと力の抜けた、でも人を惹きつける兄貴分みたいなキャラクターがとても好きでした。

後年は、悲壮感漂う役柄とか、渋い哀愁のあるジェントルな役がお似合いで。
大河「秀吉」の信長とか、年末時代劇「五稜郭」の土方歳三とか、良かったな・・・
「熟年離婚」も面白かったし、渡瀬さんと共演した「帰郷」も、兄弟ならではの緊張感があって良かった。

日活時代の「愛と死の記録」も、切なくて。

確か、全部録画してるはずなので、改めてまた見ようと思います。
鈴木清順監督の「東京流れ者」もどこかにあるはず。

 

石原プロを引き継ぐという、ものすごい重責を抱えて、30数年。「石原プロを汚してはいけない」という大きなプレッシャー続きだったに違いないと思います。

もしかしたら、裕次郎さんが亡くなってすぐに石原プロから離れていたら、違う役者像、もっと違う作品に出演できたかもしれません。
もちろん、そんな選択ははなからするつもりはなかったと思いますが、でも、その重責が、後年「哀愁」「孤高」「重厚感」、そして「懐の深さ」というものに繋がったとしたら、結果として良かったのかな~なんて偉そうに😝

 

 

親戚が淡路島にいるもので、渡・渡瀬兄弟の出身地として取り上げていただけるのは、嬉しいです。
次に遊びに行く時は、ゆかりのある「石屋神社」をぜひ訪ねようと思いました。(いつになるかな~)

本当に残念です。昭和のスターがまた一人いなくなってしまって、昭和生まれとしては寂しいです。

今頃は、ボスたち日活の仲間や、渡瀬さんと再開して、宴会でもやってるかな?海でクルージング?・・・とにかく穏やかにすごせてたらいいな・・・


心よりご冥福をお祈りします。


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