「ねずみくんのチョッキ」 なかえよしを 作 上野紀子 絵 ポプラ社
先週の土曜日に「被災地へ絵本を送るプロジェクト」を立ち上げてから、明日で一週間になります。
皆さんの温かいお気持ちが続々と届けられていて、関わっている私達の方が励まされるように勇気を頂いております。
そんな中、この様なご質問を頂きました。
「趣旨はすごく良く分かり、協力もしたいと思います。でもどこへ届けるのでしょうか?
送られる先が迷惑にならなければ良いと思いますし、好意があだになると云う話も聞きます。
送り先の団体を教えて下さい。」
ご質問ありがとうございます。皆さんが同じように抱く疑問です。
私達もそのところは同じ意見です。
私達が一番強く思っている事は、何処かの自治体や団体に預けて、「はい終わり」としたくないと云う事です。
顔のある相手にできるだけ渡そうと努力しています。
今、先方から「送って欲しい」と要望があったのは、仙台市の若林区の避難所の方からです。
メンバーの中の一人の妹さんが当地で読み聞かせをされておりました。幸い無事でしたが、避難所暮らしになられました。その方に連絡がつき、避難所の方に聞いて頂いて、「直ぐにでも欲しい」との返事が返って来ました。
各避難所にも分けて下さるとのことです。
第1回目の本を集める期間は来週末までとしておりますが、「欲しい」というのなら直ぐにでも送って差し上げたいと、急遽、集まった本だけでもと明日荷造りをする事になりました。
若林地区はかなり被害の大きかった所だと思います。「学用品も欲しいです」との声も聞いております。
この第1便がきっかけとなり、被災地の方から「うちにも」と要望の声が上がってくれたら嬉しいと思います。
交通もだいぶ復活してまいりましたが、調べると宅配便も営業所止まりが多く、そこまでは現地の方が取りに来て下さいと言われてしまいます。
個人で物を送ると、返って支援物資を送れなくなるとのことで、躊躇もしております。
今、メンバーはそのルートづくりも必死で探しております。
私たちは、どこの団体に送ると言う事ではなく、個人レベルのツテで相手を探し、「欲しい」と言う所へ送ろうとしております。
地震から3週間、子ども達の心のケアが必要になっているとTVでもやっていたそうです。
ある友人が、TVで山形大学の先生と石巻の高校で避難している方がボランティアで心のケアをしている映像が映っていましたとメールを下さいました。何かのお役にたてないでしょうか?と。
本を送って下さるだけでなく、この様に後方支援をして下さる事にとても嬉しくなりました。
このブログに下さるメールにも、私たちが励まされ勇気を頂いております。本当に感謝いたします。
ご質問に答えられたでしょうか? ご理解頂きご協力頂けると嬉しいです! ありがとうございます。