今回ご紹介するのは、ロシアのミハイル・プレトニョフ
ピアニストのみならず指揮者、作曲家としても活躍
各分野で並はずれた才能を発揮し
カリスマ的な存在として人気
Mikhail Vasilievich Pletnev
1957- ソ連
13歳でモスクワ音楽院入学
1978年にチャイコフスキーコンクールで優勝
国際的注目を集める
ロシアで最初の私設オーケストラ
「ロシア・ナショナル管弦楽団」設立し、総監督として
指揮活動にも情熱を注ぐ
設立したオーケストラからは、
プレトニョフがロシアのウクライナ侵攻を
非難したことにより、監督の座を追放されています。
住居のあるスイスに完全に拠点を移し、
西側での演奏活動を続けています。
2006年に突然ピアニストを引退すると宣言。
しかし、Shigeru kawaiのピアノとの出逢いが
再びピアノへと向かわせ、
2013年に7年のブランクから復活。
このピアノとの出逢いがなければピアノの再開はなかったと。
Mikhail Pletnev plays Schumann - Piano Concerto (Budapest, 2016)
プレトニョフの師フリエールは
硬質ではない豊満な音が大音響となって
ホールに響き渡ったと言います。
プレトニョフの演奏を生で聴いた時も
まさしくそのような音で、何の力みもなく
音が勝手にホールに広がり充満して行きました。
会場の聴衆もざわめいたほどです。
魔術のようでした。