九月場所の展望

この時期になると、相撲に関するニュースが多くなる。
とはいえ、テレビや映像での配信はなく、活字によるものばかりなので、
それらに惑わされることなく、真実を知るのは大変だ。
　　　・・・でも、それもまた楽しい・・・

さて、横審の稽古総見も終わり、各部屋ともに
最後の仕上げに入っていることと思うが、
記事で見る限り、白鵬の調子はイマイチのようだ。

台湾巡業での手の平の怪我というのは、もう治ったみたいだが、
どうも立ち合いに迷いがあるのか。
立ち合いの腰が高くて、左前みつが取れないでいるらしい。

確かに白鵬にとって、左前みつは生命線のようなもの。
離れても相撲は取れるが、基本は左前みつ。
これをしっかりと取れないと、相撲が組み立たない。
自分の相撲に自信がないと、たとえ左上手が取れても、
結局最後は強引な投げで決めてしまおうとして、
体勢を入れ替えられて、負けてしまうというのが悪いパターン。

これまでの記事を読む限りでは、どうやらこのパターンに陥っているらしい。
でも、きっと熊ケ谷親方が初日までに修正してくるだろう。

それと、今場所の一番の注目である把瑠都も、
いい噂と悪い噂が飛び交っている。
古傷の右足首の怪我が再発して、十分な稽古ができないと聞いていたら、
総見では朝青龍を圧倒したというし、
こればっかりは初日を見てみないとなんとも言えない。
しかし、今場所のあらゆる鍵を握っていることだけは間違いないだろう。

朝青龍は、今場所も調子がイマイチだと報じられているが、
たとえそれが本当だとしても、場所中に調整してくるタイプなので、
まあ、あちこちの記事は、話半分で読んでおこう。

大関復帰を狙う雅山は、少々太り気味の様子。
これは雅山だけでなく、おそらく台湾巡業に参加した力士みんなに
言えることなのではないか。

台湾は食事が旨いからな～。
接待、接待で、そりゃあ太るわな～。
　　　・・・私も２週間でズボンが履けなくなったし・・・

相撲取りは太ってなんぼだが、デブは×。
稽古で絞って、動ける体で場所を迎えて欲しいものだ。
　　　・・・太りすぎは怪我にもつながるしね・・・

千代大海は、珍しくいい記事が目立つ。
先場所の中日までのような相撲を取れれば、
場所も盛り上がるんだけどな～。

それにしても、相変わらず栃東と魁皇は、まったく状態がわからない。
でもこういうときは、だいたい中盤までは連勝するんだよな。
まっ、大関らしい相撲を取ってくれれば、それで十分。

あとは、稀勢の里に、キティちゃんの廻し以外で話題になってもらいたい。


・・・あっ、ちっとも展望になってない・・・