千秋楽で勝ち越しを決めた安美錦。
勝負が決まった瞬間に「よし!」と口が動き、
土俵下では涙が頬を流れ、
インタビュールームではこらえきれずに号泣。
普段はおちゃらけた発言ばかりの安美錦ですが、
今日の彼の口からは、本音が溢れ出ました。
「つらいことばかりだけど」
そして、それを我慢できたのは、
「家族のために」
これがすべてでしょう。
アキレス腱を切って2場所休場し、
十両に落ちて7場所。
39歳になってからの幕内復帰。
インタビューでも言ってましたが、
幕内でどこまで通用するのか、
想像もできないほど不安だったと思います。
それを支えてくれたのが家族であり、
その不安を力に変えてくれたのも家族。
土俵に集中出来ずに15日間が過ぎた九州場所でしたが、
最後に素敵な感動をもらいました。
今日はこの安美錦の涙だけで十分です。
明日からテレビも新聞も週刊誌も、
ここぞとばかりの報道合戦が始まるでしょうが、
こやって土俵に人生をかけて頑張っている力士のためにも、
一日でも早くけりをつけてもらいたいです。
そのためには、すべてを壊すことも必要かもしれません。
それはそれでしょうがないでしょう。
それで大相撲が戻ってくるなら。
では、また、いつの日か。
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