Happy-Go-Lucky通信

         英語教室ブログ

クリスマスが終わり、新しい年に向かって!

2017年12月27日 | 日記
師走、日本では25日にクリスマスが終わると
慌ただしくお正月の準備にとりかかりますが、
実はクリスマスのお祝いは12月25日以降の
Twelfth Day(12日節/1月6日)まで続くそうです。

「The First Day of Christmas」という
クリスマスソングは、その12日間を
カウントダウンしながら、楽しめる
数え唄で、教室の子供たちにも人気です!

そういえば、カナダの公立小学校時代、
12月のChristmas seasonになると、
音楽の時間はChristmas Carolばかり歌い、
図工の時間はChristmas ornament を作り、
12月の学級活動は毎日、キリスト教信者も
そうではない生徒も、みんな当たり前に
クリスマスのお祭り気分に浸ることに、
誰ひとり疑問を感じていませんでした。

ところが、4年生の時、ユダヤ人の女の子が
クラスに転校してきて、当たり前に思っていた事が、
必ずしも、当たり前ではないいうことを知りました。

クラスの先生がいつものように授業中、、
Christmas Carol の音楽を流しながら、
Christmas ornament 作りを指示すると、
ユダヤ人の女の子は、手を挙げて、
先生にきっぱりと言いました。
「私はユダヤ人だから、クリスマスは祝いません。
だから、クリスマスの歌を歌いたくありません。
ツリーの飾りも作りたくありません」

クラスの子どもたちは、その言葉に
ビックリして、凍りつきました。
そんなこと、先生に言ったら、
ヤバイんじゃないかって、
ドギマギました。

でも、先生は怒りませんでした。
先生はその子を理解して、
「分かりました。では、あなただけ、
図書室で読書をしていていいです」
と、その子の主張を受け入れ、認めたのです。

そして、その後、クラスのほかの子どもたちに、
どうして、その子がクラスのみんなといっしょに
クリスマスの活動ができないのか、時間をかけて、
ちゃんと説明してくれました。

子どもたちは納得しました。
そして、ユダヤ人の女の子がクラスの
みんなといっしょにクリスマスの活動を
しなくても、彼女と仲良く過ごしました。

この出来事を、今、振り返ると、
私たちはまだ、小さな子どもで、
国際社会のことも、宗教のことも、
人種のことも、何も難しいことは
理解していなかったけど、
どうすれば、クラスの中で、
宗教も人種も違う友達と
仲良く、楽しく過ごせるのか、
学習したのだと思います。

人それぞれのクリスマス。
でも、幸せで平和な未来を
願う気持ちはみんな同じ。
それをきちんと認識することが、
何よりも大切なんだと思います。

さて、今年も残すところあとわずかですが、
この英語教室ブログHappy-Go-Lucky通信も、
2011年のクリスマスの終わりにスタートしてから、
ちょうど6年目を迎えることになりました。

長い間みなさまにお付き合い
いただいたブログですが、
これを節目に、新たなる発信の準備のため、
いったん、終了させていただくことにしました。

今までお付き合いいただき、
本当に有り難うございました。

なお、ブログは終了しますが、
英語教室は、これまでと変わらず
継続して参りますので、
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

Merry Christmas!
Best Wishes for the Coming New Year!







Go trick-or-treating

2017年11月04日 | 日記
今週末の連休は久しぶりの行楽日和!
先週末は生憎の雨だったハロウィーンイベントも、
本番の10月31日(火)にはお天気が回復して、
多くの方が存分に仮装を楽しめたようですね。

小学生の頃、カナダのバンクーバーで
体験したハロウィーンを思い起こすと、
仮装の醍醐味はもちろんのこと、一番の目玉は
なんと言ってもtrick-or-treatingでした!

良くも悪くも今ほど、安全管理が
厳しくない時代だったから、当時は、
仮装した子供たちの集団が、大人ぬきで、
真っ暗な夜道を歩くだけで、スリル満点!

原則、31日のtrick-or-treatingは、
日本のように予め指定されたお宅に限らず、
見知らぬ人の家であっても、玄関をノックして、
お菓子をねだることが許されていました。

だから、初対面のお宅の玄関チャイムを
鳴らす時の子供たちの興奮と言ったら・・・。
心臓が飛び出るぐらいに、バクバク!
さまざまな想像が頭の中をかけめぐります。

怖い人だったら、どうしよう?
子供嫌いだったら、どうしよう?
本当の正体は、悪魔とか魔女で、
魔法にかけられたら、どうしよう?

でもどの大人たちも、寛大な笑顔で
子供たちを迎えてくれて、trick-or-treatingは、
地域の大人たちと子供たちが知りあうための、
素敵な交流の機会を与えてくれていました。

何軒も何軒も、trick-or-treatingで
回るため、手提げ袋程度では、もらった
お菓子は入りきらず、私の友達の多くは、
大きな枕カバー等にお菓子を入れていました。

ハロウィーン翌日は、一晩で回収した
お菓子の山をほれぼれと眺め、それを、
好きな順だったり、食べる順だったりに
分類しながら、さらにワクワクしたものです。

近年エスカレートしている人ゴミの中の、
賑やかなパレードや派手な仮装も悪くないけど、
子供時代にしか味わえない、ハロウィーンの
ゾクゾク感は、生涯忘れないことでしょう!





The Nine O'Clock Gun

2017年10月07日 | 日記
10月に入り、今週末は英検の1次試験、
来週、再来週は中高校生の中間試験、
そして、来月になると大学の推薦入試。
だんだん試験で忙しくなるシーズンです。

定期試験がない小学生たちでも、
宿題や勉強に追われて忙しいらしく、
なんだか疲れて眠そうにしてるから、
「毎日何時に寝てるの?」と尋ねると、
「12時まで勉強」の複数の返答にビックリ!

自身が小学生の頃を振り返ると、
深夜12時まで起きてるなんて、
1年に1回、大晦日(New Year's Eve)の
特別な日以外、ありえませんでした。

私が住んでいたカナダのVancouverの
海岸(English Bay)に面した
大きな公園(Stanley Park)には、
「The Nine O'Clock Gun」があります。





「The Nine O' Clock Gun」とは、
毎晩9時に自動的に発砲される
大砲(cannon)のことで、
その発砲音が街中に響くと、子供たちは
"It's time to sleep.Go to bed"
と大人たちに言われ、眠りにつくのです。




だから、私も小学校高学年になっても、
毎晩、ベッドに入るのは決まって9時。
もちろん、ベッドの中で親に隠れて
お気に入りの本を読んだりはしたけど、
12時まで起きて勉強した経験はゼロ。

近年、長時間労働や残業を廃止する、
「働き方改革」が浸透してきましたが、
子供たちに充分な睡眠を与えるための、
「学び方改革」も検討されるべきなのかも?



(小学生の頃、ベッドにもぐりこんで夢中で読んだ少年少女探偵シリーズ、
「The Hardy Boys」と「Nancy Drew」)





Naked mole rat (ハダカデバネズミ)

2017年08月31日 | 日記
夏休みが終わるのに、まだ宿題が終わらず、
ちょっとブルーだったEちゃんとCちゃん。
サッカー日本代表のW杯出場に元気をもらって、
ラストスパートの追い込み、頑張れたかな?

受験生のみなさんのラストスパートは
もうちょっと先だけど、秋にはもう
推薦入試が始まるので、夏休み中も
ずっと志望校の過去問題をチェック!

薬学部志望のYちゃんとC大学薬学部の
長文問題を解いていた時に目に留ったのが、
あまり馴染みのない naked mole rat
訳して「ハダカデバネズミ」という動物


画像を見てみると、文字通り、
毛がなくて、出っ歯が特徴的。
外見のまんまのネーミングは、
本人も不本意なのでは?

入試問題は、このハダカデバネズミに
美しいお肌に欠かせないとされる、
美容液などに含まれるヒアルロン酸
(hyaluronic acid)が豊富という内容。

薬学部の入試問題らしく、化学薬品や
動物実験の専門用語が多くて難解だけど、
ヒアルロン酸のおかげで、身体が丈夫で、
他種のネズミよりも長寿というプラス情報も。


さらに、デイズニーアニメのファンの
Mちゃん情報によると、このハダカデバネズミ、
なんと「Kim Possible」というアニメの中で、
悪を退治するヒーローのペットとして登場するらしい。

なぜ、ハダカデバネズミをペットにしたか、
その設定もなかなか面白く、それを飼っている
男の子の両親が動物アレルギー(allergy)のため、
毛がはえた動物を、ペットにできないから。


というわけで、最初は外見も名前も、
気の毒な印象だった、ハダカデバネズミだけど、
見かけによらず、神様に素晴らしい贈り物(gift)を
たくさん与えられていることに驚きと感心!





Kool-Aid Stand

2017年07月30日 | 日記
先週から学生のみなさんは夏休み
でも、夏の予定を伺ってみると、
ほとんど全員、部活動の練習や大会、
塾の夏期講習など、休み無しの大忙し。

ハードスケジュールは、高校や大学受験生に
限ったことではなく、小学生、幼稚園児でも、
猛暑の中、無駄なく精一杯頑張っていて、
本当にご苦労さまと、頭が下がります。

そんなみなさんの過密スケジュールに比べて、
私が小学校時代、カナダで過ごした
夏休みの時間は、お恥ずかしいぐらい、
無計画で、のんびりしたものでした。

新学期の始まりが9月だから、
夏休みは基本的に学校の宿題ゼロ。
さて、今日一日、何して過ごそうか?
ぼんやり考えていると、親友のMから電話。

「We're gonna do a Kool-Aid Stand
in front of our apartment today.
Do you wanna help?」 と、お声がかかり、
「Sure thing.」と、喜んで駆けつける。

Kool-Aid とは、水に溶かして飲む
粉末清涼飲料のことで、なんと1927年に
製造されてから、約90年たった現在でも、
販売されている人気商品なんだそうです。

このKool-Aidを、大きな水さしに作って、
小学生の子供たちが、お小遣い稼ぎに、
通りに面した家の玄関先に作ったスタンドで、
一杯25セント位で売って、商売していたのです。

小学生がこんなことするなんて、
日本じゃ考えられないけど、
私の記憶では、このKool-Aid Stand
大人たちも奨励し、応援してくれていました。

その証拠に、夏になるとあちこちに
子供たちのKool-Aid Standが出没して、
通りゆく大人たちが優しい笑顔で立ち止まり、
コップ一杯のKool-Aid を買って飲んでくれました。

近年、猛暑日が続く日本の夏、
熱中症予防対策には、こまめな
水分補給が欠かせないわけですが、
Kool-Aid Stand 流行るかな?


(Kool-Aid は、grape,cherry,oranngeなど、さまざまな味があります)


Get dressed

2017年06月10日 | 日記
2017年度の第1回英語検定試験が
先週末実施され、受験生の中には、
まだ幼稚園の年中、わずか5歳で
英検5級に挑戦したMちゃんもいました。

昨今、スポーツや将棋の世界では、
大人顔負けの若い世代の活躍が
話題になっていますが、英語学習も
実力のある低年齢層が増えています。

また、昨年から作文が導入された2級に続き、
今回から英検準2級、3級でも作文が導入され、
もはやまぐれ当たりでは点数が稼げなくなり、
真の英語力が問われるようになってきています。


そんなわけで、英語教室でも、必然的に
以前よりwriting とspeakng 学習に
ウエイトが置かれるようになり、みなさんの
作文を添削する機会が増えました。

添削しながら、気づかされるのは、
辞書で調べた単語の選択の難しさです。
単語には複数の意味、使い方があるので、
ふさわしい表現の判断に悩まされます。

たとえば「(洋服に)着替える」を和英辞書で引くと、
最初に(change one's clothes)の例があるけれど、
朝起きて着替える時などは(get dressed)という
表現を使う頻度の方が高いような気がします。

でも、日本語でドレス(dress)は、女性の服の
イメージが強いせいか、一般的な「洋服を着る」の意味に
直結せず、「(洋服)を着る」を英作文してもらうと、
wearとかput onが使われるケースが圧倒的に多いのです。

(dress)という単語が女性が着るドレスとは
別の使い方で、日本語に浸透しているのは、
サラダにかけるドレッシング(dressing)ですが、
(みなさん、その意味をあまり意識せずに使っているけど)
ドレッシングは、すなわち野菜のお洋服なンですよね。












歯の妖精(Tooth Fairy)

2017年05月05日 | 日記
生後6か月の赤ちゃんの時から、
お母さんといっしょに英語教室に
通い続けてくれて、現在も頑張って
親子ペアレッスン受講中のYちゃん。

今年で6歳になるそのYちゃん
先日初めて、乳歯(baby tooth)が抜けて、
生えかけの永久歯(permanent tooth)を
自慢げに見せてくれました。

西洋では、抜けた乳歯を枕の下に入れて
寝ると、歯の妖精(tooth fairy)が
それを金貨と交換してくれるので、翌朝、
子供たちは枕の下を見るのがすごく楽しみ!

Yちゃんのお母さんは歯の妖精(tooth fairy)の
存在、初耳だったようで、まだYちゃんのところに、
tooth fairy は現れていないようだったけど、
果たしてその後、金貨を置いていってくれたかな?

私もちょうど歯の生え変わる時期にカナダで
過ごしていたので、何回もtooth fairyの
プレセントを発見して,大喜びしたものです。
ただ、1回だけ・・・。

両親が不在中に乳歯が抜けて、
そのことを両親に伝えられないまま、
抜けた乳歯を枕の下に入れて寝たら、
翌朝枕の下には、金貨ではなくそのまま乳歯が・・・

どうしてtooth fairy が来てくれなかったのか、
すぐに察しがついた私は、次回からは、
乳歯が抜けた時は、必ず大人たちに大々的に
宣言することを、決して忘れませんでした。







Hot Cross Buns

2017年04月16日 | 日記
今年もEaster(復活祭)の季節がやってきました。
春分に続く、最初の満月のあとに来る日曜日が
Easter Sunday で、(今年は4月16日)、その日曜日の
2日前が、Good Friday (聖金曜日)です。

そのGood Fridayの朝に、Hot Cross Buns
というパンを食べるならわしがあるのですが、
日本ではまだあまり知られていないようで、
毎年、英語教室のみなさんにお渡ししています。




表面に十字(cross)のしるしがついているのが
特徴的で、井荻のパン屋さんBread Boardでは、
ご主人が過去にアメリカのBakery で働いた
経験から、毎年この時期に販売されています。



「cross」という単語から連想されるのは、
キリスト教の十字架ですが、そのcrossを
使った英語表現に、「Good Luck!」の意味で、
「Keep your fingers crossed」などがあります。

また、私がカナダの小学校に通っていた頃、
友達と「絶対に約束守るから」の意味で、
「Cross my heart and hope to die」
という表現をよくみんなで口にしていました。

そのほかにも、十字架とは関係ありませんが、
全校集会などで、体育館の床に座る時、
日本の学校では体育すわりが一般的ですが、
カナダの学校では、女子でも男子と同じように、
あぐらをかいて(Crosslegged)座らされていました。


というわけで、みなさんもEasterの
Hot Cross Buns を食べながら、
ほかに「cross」を使った英語表現、
いろいろ思いめぐらせてみては・・・?



Freshmen

2017年04月01日 | 日記
4月、新年度の始まり、
新高校生、新大学生、
(freshmen)
新社会人のみなさん、
おめでとうございます!

ところで、4月から大学生になるS君、
2015年のパリの同時多発テロのため、
高校の修学旅行が急きょ中止になり、
San Franciscoに行けなかったけれど、

先月、高校卒業前に、ニュージーランドや
イギリスのホームステイが実現して、
新しい出会いや、海外の文化に触発され、
大変有意義な経験ができたようです。

しかし、S君がイギリスから帰国した
数日後、ロンドンでテロ事件が発生
尊い命や、無数の夢や希望が
このような形で奪われるのは、本当に残念!

それでも、不安や悩みに畏縮して、
夢や希望を失いたくないから、
freshmen も、freshmenじゃなくても、
新鮮(fresh)な気持ちで今日からスタート!



S君からいただいた、ニュージーランドのおみやげ。
いっしょにパッケージの英文を隅から隅まで読んで、英語学習!





Light Black

2017年02月27日 | 日記
先週で英検の2次試験も、
都立高校の一般入試も、そして
国立大学の2次試験も終わり、
あとは結果を待つのみとなりました。、

受験生のみなさん、本当にお疲れ様でした。
結果がどうであれ、目標に向かって
努力してきた時間は、無駄にはなりません。
どうか自分を信じて、常に前向きに・・・!

ところで、英語教室の生徒さんの
ほとんどが試験勉強をしているさなか、
まだテストとは無縁の小学生のCちゃんと、
英語で「色(colour)」の勉強をしていると、

「red(赤)」,「blue(青)」,「yellow(黄色)」、
「green(緑)」、「black(黒)」,「brown(茶色)」などは
すんなり言えていたのに、水色、黄緑(きみどり)、
そして、灰色が分からず、困って首をかしげるCちゃん。

そこで、水色が「light blue」であり、
黄緑が「light green」であることを
教えてあげると、次に灰色が「gray」
であることを、私が教えてあげる前に、

Cちゃんが「分かった! 教えないで」
と自信満々の笑みを浮かべ、ドヤ顔で、
「light blackでしょ!」と叫んだので、
「なるほど、そう来たか」と今度は私が大爆笑!

その後、残念ながら、灰色は英語で
「light black」ではなく「gray」だと言うことを
知って、意気消沈したCちゃんだけど、
Cちゃんのみごとな推理能力には拍手喝采!