虫と鳥とペンタ

出会った昆虫と野鳥の記録です。

Coming soon

2021-09-30 | 飼育

羽化の超直前♬(横から)


羽の青が透けている。
何度か飼育したけれど、こんなに綺麗な蛹を見たのは初めてでした。

ルリタテハの蛹です。

とある場所に付くルリタテハの幼虫を救うために、去年から食草のホトトギスを 大きいプランター2つで
育てていたので、今年はドーーーーンっと連れ帰っ飼育していました。殺されちゃうのは見過ごせなかった。。。

この子らの食欲は知っていたけれど、なにせ今回は幼虫の数が多いので笑っちゃう程あっという間に丸坊主に。
ジャコウアゲハは茎も食べてたぞーーと文句をぶつけながらも
なんとか食べさせて最後の子が昨日蛹になりました(餌採りから解放された~)

みんな蛹になったタイミングが違うのに、どういうわけか今日一度に7頭が羽化。
特大の飼育ネットにルリタテハが うじゃっ。
(近くの)自然が多い場所にサヨナラしてきました~。達者でな~~。

今年はもうルリタテハの飼育はやらないよと思っているのに、
ホトトギスが新しい葉っぱを伸ばしています。。。



クロコノマチョウ達が呼んだ子

2021-09-26 | 飼育
あの”まさかの草刈り”で救助したクロコノマチョウ達は順調に育っていて、
お世話組は終齢4匹に。もうすぐ餌取りから解放される~♪
蛹は2個体羽化しました(いずれもオス)


この後場を離れたらすぐに羽化しました。中から様子を伺ってます(頭は下で外から目が見えている)


我が家に来た当時のおチビ組。



このお耳がカワイイ「ウサコ」


脱皮で要らなくなった前の顔

このウサコ達の餌をジュズダマからススキに変えるために、ススキをたくさん採ってきて
ベランダで瓶に差していた時のこと。

ふらっとイチモンジセセリがやってきて、私の顔を見ながらススキにチョコン。
別のススキの葉にもチョコン。しばし見つめ合う。。。ここ4階ですけど。。。

別日に撮影したイチモンジセセリ

産んでいった(TT)

数日後の卵の様子。

もうすぐ誕生♬ (って思っていたけれど、殻をかじって出てくるところですね)9月20日


もう一個はまだこんな感じ。

翌21日の早朝、孵化していました。大きさ5㎜ 自分の殻を食事中。(と思ったけれど、ここを巣の代わりにしようとしてたのか?)


イチモンジセセリはイネ科の葉を二つ折りにして巣を作るので葉っぱをいれておいたんだけれど。。。
気に入らなかったらしく、細かいと思って蓋の代わりにかけていたネットの目を抜けて脱走(TT)

合掌して次の卵に全力を注ぐ(なんだかんだと育てている)
脱走は嫌なのでラップで蓋を。餌の葉も小さいものを入れておいた。

22日朝一でケースを覗くと、もう巣を作っていた!


そして、26日。最初の巣が手狭になっていた。

お尻が出ちゃってますよ。

次の巣はここにするらしい。少し大きくなりました。


湿度を保たないと葉がすぐにダメになってしまうので、ラップはまだまだ外せない。
空を飛ぶ日は来るのか!?


















久しぶりのクロアゲハ

2021-09-25 | チョウ
クロコノマチョウとルリタテハの幼虫の世話に追われている我が家に
縁あってクロアゲハの幼虫がやってきた。
久しぶりのクロアゲハの幼虫の大きさにびっくり。終齢なので羽化が楽しみ。


9月4日 いらっしゃいませ。

新しい餌も追加して飼育ケースへ。

9月8日蛹化 安定する場所がそこしかなかったらしく、ケースのファスナー脇で蛹になってしまった。
蛹も大きくて渋くてカッコイイ!




羽化を今か今かと待っているのに、蛹の下の部分が日に日に黒くなっていった。
普通は頭から黒くなるのに。。。
さすがにもうダメだなと判断し、飼育ケースを片付けているとコロコロっと何か転がっている。
(・・? ケース内は何もなかったはずなのに。。。?


なんだこれは?

やっと気づく。寄生されたか。。。蛾の繭ではないのは分かったけど、誰?躊躇なく開けたら、誰かの蛹がいた。

調べたところ、マダラヤドリバエの囲蛹と分かりました。
幼虫に直接卵を産むパターンと幼虫の食草の葉裏に、アゲハいもちゃんが気が付かないくらいの大きさの卵を産んでおいて
食べてもらい体内に侵入というパターンがあるらしい。

数日後、近所の柑橘の樹で産卵しているマダラヤドリバエの親御さんに遭遇。
今までただのハエだと思っていたのに、ちゃんと仕事をしていたんですね!!!
昆虫の世界は奥が深い。









クロコノマチョウに呼ばれる

2021-09-24 | 飼育
ジャコウアゲハが一段落した数日後、久しぶりに歩くか~と意気込んで
よく行く散策場所へ。
季節は進んでいて彼岸花がたくさん咲いていた。その情景をぼんやり眺めていると
花の下に積まれた刈られたジュズダマが目に入った。
あれ?ここはクロコノマチョウを観察しようとか保護してますとかの看板立ってなかったっけ?
あっちの株はそういう扱いでこっちの株は別扱い?
なんて考えていると、草刈りしたご本人が「彼岸花の前に生えちゃって邪魔だから刈ったんだ(ドヤ)
まだ数珠玉採るには早いし」
おい、どこに生えていようがクロコノマチョウの幼虫はくっ付いているんですよ!!!
この言葉は心にしまって、黙々とウサコこと、クロコノマチョウの幼虫を大回収。
刈りたてが幸いして、蛹、前蛹の子、終齢幼虫、おチビちゃん、あれ?顔が違う子が一匹、誰?
15匹程エコバックに入れて、もちろんジュズダマももらって即帰宅。

ここからが本題。また幼虫出ます。今回はカワイ子ちゃん♬ネコ顔の幼虫ちゃんです。

クロコノマチョウはススキも食べるので、途中から餌はススキに。
作業をする度に見失っていた小っちゃいネコ顔いもちゃん、ある日衝撃のご対面。
ベランダにポツン。。。
やばい死なせてしまったのか!!


ごめんね~( ノД`)シクシク…ビクともしないネコ顔いもちゃん。


望みを捨てずに個室を作って入れてみた。餌を食べない。

翌日こんなことになっていた。


前蛹。そりゃ、餌を食べないわけだ。生きててよかった。9月16日


9月17日蛹化 大きさ縦1.5㎝


要らなくなったいも皮をポイッ。


9月21日


9月23日


同日 蛹にネコ顔が。(なんとかの欲目?)

時間を追う毎に中の色が変化していったので、多分翌日には羽化かな。

9月24日朝 無事に羽化していました。


普通のサイズの ヒメジャノメ 女の子でした。


お初の飼育でした。一応申し添えておきますが、私は落ちていたイモムシを持ち帰って飼育しています。
採取ではありません。

あの草刈りの山の中に居てくれてありがとう。
今日、元居た場所に放蝶します。







ジャコウアゲハの幼虫に呼ばれる(その2)

2021-09-22 | 飼育

触るとぴくぴく動く元気な蛹。

数日後、ドクターXになって術りました。
直後の写真が無いので数日後の写真を。頭が黒くなってきているのは羽化に向かっている証拠。


お尻の糸は取れていなかったので、それを割りばしに貼り念のためにメンディングテープを両面にして
お尻を付けました。肝心な上の糸は2号の写真を見ながら緩く糸を巻きました。

やるだけやったので、後は本人次第です。
元気はあるようで日に日に黒くなっていきました。


9月19日の朝の様子。ついに真っ黒になりました。


羽化の準備は整ってる感じです。


カウントダウンに入っています。


初めて羽化が見られる♪嬉しさ。出るところを記念撮影したい!
チラチラ見ていたのに、気付いた時には出ていました(やられた)

羽化おめでとう!♂でした。

しばらく休ませて(仮称)ウマノスズクサの土手で放蝶です。
土手の草はあまり伸びていませんでしたが、ウマノスズクサだけがあちらこちらで葉っぱを伸ばしていました。
こんなに沢山ある場所は他にはないと思います。

さぁ、お別れです。いってらっしゃ~い


最後の記念写真。


残すは2号。いつ羽化するんだろうっていう位気配無し。。。。。











ジャコウアゲハの幼虫に呼ばれる

2021-09-22 | 飼育
とある場所に(仮称)ウマノスズクサの土手があったとさ。
近くの橋の欄干に蛹がいっぱいくっついていたから、気付いた場所。
久しぶりに土手の様子を見に行ったら、びっくり!!!!!草刈りの直後。
Nooooo!ジャコウアゲハの幼虫は大丈夫⁈ な訳は無くあっちこっちで彷徨っていた。
食草のウマノスズクサもかき集める。サイズが様々な幼虫が30匹弱。。。持ち帰った。

さて、食いしん坊で、餌が足らないと共食いをするらしいジャコウちゃん。
翌日ジャコウちゃんを連れて心当たりがあるウマノスズクサがある場所を巡った。
散策の先輩や”いもむしのお師匠さん”等にも引き取ってもらった。
早く前蛹になった2個体だけが我が家に残った。

ここから、やっと本編に。
あ、幼虫と蛹が苦手な方はここでバイバイして下さいね。

以前から蛹の形と糸のかけ方が不思議でならなかったので、いよいよその謎が解けると
ワクワクしていました。

終齢


前蛹 割りばしにくっ付きました

数日後、前蛹が動き始めました。いよいよ、私の謎が解ける瞬間です。


ジャコウアゲハの蛹化は初めて見ますが、なんか様子が変。外側の皮が破けなくて困っている叫びが聞こえました。
普通は頭が割れてそこからどんどん皮を脱いでいくんですが、この子はお腹が先に破けてしまいました。
ただ見ているしか出来ない。最悪を覚悟し見守りました。


やっと頭が割れたところを。


黄金と言いたい程、神々しい色でした。この時点では特徴のビラビラは開いていません。

よろしくない状態でフィニッシュ。


ジャコウちゃんも人間もぐったりです(まじかー)
まだ柔らかいので、応急処置をしました。

これなら本人はぶら下がっているつもりになれます。
固まった後糸をかけて割りばしに吊るしました。


ちゃんと蛹化するとこうなります(2号の写真)



観音様みたいなデザイン。

つづく。。。。。