「おっ、これはいかん。」 「と~ちゃん、ど~したん?」
ヒナを守ってお留守番中のお父さん、何かに気づいたようです。
「ええか、じっとしてるねんで。」 お父さん、『何か』に背を向けて、ヒナを隠しました。
「取られたらかなわん。」 やって来たのはフィーディングタイムの飼育員さんでした。真剣にヒナをかばうお父さん。
彼らは野性マインドが残っているので、例外的な個体は存在するものの、飼育員さんに『慣れて』いても、『馴れて』はおりません。
しかも、時々『ヒナどろぼー』されるのも事実。体重測定その他健康状態のチェックでヒナが取り上げられるのです(すぐに戻ってくるけど)。「取られてなるものか」というケープ父さんの気持ちも、無理ありません。
なお、この時は飼育員さん通りかかっただけでした。