旭山動物園の姫様キングペンギン、シズクちゃんは2011年９月福岡市動物園生まれ。１歳６ヶ月頃の写真です。（右から２番目）
一番右がお父さんのソルト君、３番目がお母さんのパセリちゃん、一番左のこっち向いているのはモモタ君です。以上４羽は、2014年に旭山に引っ越しました。
顔が見えていない１羽は、この時動物園が預かっていたよその個体です。
美しい白いハラと、不敵な面構え。キングペンギンの魅力がバクハツ！
泳ぐのが大好きでご活発な姫様です。福岡では右に青いバンドをしていました。今旭山では左に黒バンドでビーズは赤ミドリ。
「あ、これはアカンな。」
福岡市動物園のフンボルト、マイホームから出ようとしたら、ぶつかる位置に相方がいます。
「ちょっと、そこアブナイで。」 声をかけると、
「おっと。こんでええかいな。」 「ほな、よっこらせっと。」
これでもまだぶつかりそう、ですか？
「とおっ！」と飛び降りたのを、スッとかわしました。鋭い反射神経で､息もピッタリな夫婦者フンボルトでした。
ヤシの木陰から､泳ぐケープを狙っているげな人造ペンギン約２体。ノンビリしていていいのか？ケープ！
「どや？」 「う～ん、よぉ動くわアイツら。」
１体はアデリーモデル、もう１体はヒゲペンモデルです。
「あかんか。」 「あかん。追いつけん。ワシら動かんよって。」
動かなくてもいい。我が家の玄関前に１、２体ほしい人造ペンギンでした。
かわいいアデリーペンギン。ですが、よく見るとコワイ目つきも。細い白目で『うらめしげ』な？個体がいます。
じつは、目の縁の羽が白いのでして。目を閉じていると細い白目に見えます。
ついでに。この写真には亜成鳥が２羽、上の写真には１羽います。顔の下半分が白いのがそうです。アドベンチャーワールドでした。
海遊館のイワトビひな、発表によりますと、３羽のうち１羽が人工授精ヒナと確認されました。ミナミイワトビペンギンでは世界初の例だそうです。
ニュースの写真では壁際のこの巣に見えますが、合ってますでしょうか。
６月６日生まれのヒナ、22日の様子です。時々立ち上がるも、すぐにへちゃっと横になってしまいます。
すぐに大きくなってしまうので、ほわほわ状態は期間ごく限定です。
「おなかすいた～。」 身体ごと首を伸ばして、ジェンツーひなが親のクチバシにタッチ。
アドベンチャーワールドのペンギン王国です。前回ご紹介申し上げた海遊館のちっちゃなヒナちゃんも、あっという間にこれくらいに育ちます。
「あいよ～、しっかりお食べ～。」 ヒナを丸飲み！みたいな体勢で食べさせる親ペンギン。
こうすれば、他の鳥（飛んでくるヤツら）にエサを横取りされるリスクが軽減されます。あ、同居人インカアジサシのことではありませんよ、野生生息地での話です。
「ちゃと飲み込むんやで。」 「んっくん。」 ヒナは食べ盛り。１度では足らず、連続で催促します。親も大変ですが、子育て手当で余分にサカナをもらっているので、だいじょうぶ。
６月１７日生まれのジェンツーひな、２２日の様子です。ほとんど眠っていて、おなかが空くと首を伸ばしておねだりします。
クチバシは､向かって右のヒナを温めているのがお父さん、左のガード当番がお母さんです。
４つある巣の右端です。
イワトビのヒナ、６月４日生まれ。かなり大きくなってます。ヒナは３つの巣に１羽ずついますが、これは真ん中の巣。
あとの２羽は５日、と６日生まれです。このヒナが一番年長さんで、もう独りで巣の周りにお出かけしてました。
イワトビで初の人工授精ヒナなのかどうか、DNA検査の結果が待たれます。
この展示はオープンなので、泳がないためヨゴレ放題のヒナ（と掃除できない巣）の匂いが心ゆくまでお楽しみいただけます。
器用なヒゲペン。ここにこんなふうに飛び乗る現場を見てみたいです。
アドベンチャーワールドでは、海獣館２Fの全展示室をペンギンが制覇しておりました。（昨年秋の状態）
「さ、急いで急いで。」 「わ～！」 後ろ姿、足運びなんか、中に人が入ってんじゃないかと思えてきます。
パレードが終わって、バックヤードからお住まいに引き上げる王様ペンギン隊。
「ほら、こっちですよ。」 方向を修正されてます。
何なん？その手は～。うらやまし～てたまらんわ。飼育業務の難しさ大変さはさておき、こういうところだけ『飼育員になりたかった』と思う中高年でした。
「おねえさん、アヤシイやつらがおるで。」 「はいはい、ちゃんと歩いてくださいね。」
何か訴えているみたいな表情のキングペンギン。左端に『アヤシイ』人造ペンギンが。
「せやからアヤシイやつが・・・。」 「はいはい、わかりました。行きましょう」 「わかってへんがな。」
不本意そうなキング、飼育員さんに手を添えられて歩き始めます。こういうところ、ペンギンの魅力です。
「むっ、何やつ？！」 アヤシイ気配に振り向く王様。そこにはアドベンの人造ペンギンが！
このオブジェ、モデルはアデリーですがかなり大きくて、背の高さはキング級、太さはエンペラー級。
ここはペンギン王国１Ｆ入り口前です。他の場所でも見られますので、探してみてね。
「ささ、皆様と仲良くなさいませ。」 「うむ。よろしく頼むぞ。」 「ちょっ、そんないきなり！」 え、ここどこ？
じつは、
「これでどうじゃ。」 ポーズを決めて撮影に臨むアドベンチャー王。キングの『皆様』は、写真でした。
アドベンチャーワールドのペンギン王国２階にはキングペンギンがたくさんいます。飼育室前の壁は、キング野生生息地の大写真になっております。
仲良く立ち寝する２羽。アクリルにべっちゃり胸を押し当てています。
全身のようす。このアクリルパネルは仮設ものです。１羽30キロの重量級な彼ら、パネルがちょっと心配。
「ヒナ、うちらもほし～な～。」 「そやな～。」 と子育てエンペラーのファミリーエリアをのぞき込んでいて、そのまま昼寝に突入しちゃったみたいな感じです。
ヒナは暗いところにいます。よく見えなくてすみません。昨年秋のアドベンチャーワールド白浜でした。
