で、ダディ君ファミリーの母ボンちゃんはというと。
若いかつお君(左)に積極的な態度。
お散歩に出たジェンツー総勢7羽。彼ら2羽だけがちょっと離れて仲良し活動中です。
こちらも公式疑惑の関係。
ようするに、各自好きなようにやってるわけです。
ダディ君ボンちゃんと子供のボボンちゃん、きっとこの3羽は「ファミリー」ではなくて「群れ」だったのでしょう。
(彼らの他には、夭折した第二子ボンボンちゃんと、高齢の両親世代がいました。)
3羽が一緒に過ごした時間は長くて、絆も強くなっていたはずです。だからいつも固まっていた。また、他にペアを組み直す余地もなかった。
けれど名古屋からやってきた6羽とも馴染んで、群れが大きくなった。そこで前よりもパートナーの選択肢が増えた。
そんな感じじゃないでしょうかね。
定住性のあるフンボルトなどだったら、添い遂げることもできます。
でも亜南極の短い夏にわっと集まっていっせいに産卵子育てをするペンギンは、必ずしもそうはいきません。
厳しい環境で繁殖する種ほど、毎シーズン相手を選び直す傾向が大きいという観察結果もあるそうです。
そういうわけで、ダディ君ボンちゃんがペア解消したとしても、あまり驚くことではないのでは?
新しいペアを作るのなら、どちらもうまくいくといいですね。