群がるペンギン 2025-05-24 08:22:34 | ペンギン 長崎ペンギン水族館の大水槽に設置されたフィーダーは、水の勢いでパイプからサカナが飛び出す仕掛け。始まると、あっという間にバイキングランチ会場のローストビーフ?みたいになります。ペンギン密度が高まりました。サカナが飛び出すといっても、バッティングセンターのボールのごとく高速ではありませんで、ポロリと出てくる! それを知っているペンギンたちは、パイプの中にクチバシを突っ込むようにしてサカナを奪っていきます。ジェンツー、ヒゲ、イワトビの姿が見えます。
ペンギンとミスト 2025-05-23 08:13:06 | ペンギン 暑くなってくると、越前松島水族館ペンギンのお散歩広場にはミスト装置が設置されます。そして、彼らも心得ていて、有効に活用する姿が見られます。2羽のフンボルト、右は直線的に吹き出すミストをダイレクトに顔に当てています。ピンク色の肌露出部分はもともと放熱用ですので、ここにミストは効きますね。左は少し上向きに吹き出るミストが落ちてくるのをシャワーのように浴びています。そしてこちらは若鳥、顔に至近距離からかかるミスト、そして体全体を包むようなシャワーと、ダブルで涼んでいます。見ているオトナが、あきれ顔みたいで愉しいです。
王様ペンギンのシッポ 2025-05-22 08:27:53 | ペンギン キングのシッポは、もともと二色になっています。背中からグレーの部分が続き、黒くて長い尾羽が束になって突き出しています。換羽後まもないモデルは、バードランドのキング。右の横向き姿はサー・ニルス(ノルウェー国王より授けられたナイト爵をお持ち)です。エディンバラ動物園の工事中しばらくご滞在の頃でした。そしてこちらは、換羽が間近に迫ったキングの極限まで短くなったシッポ。尾羽がすっかりすり減ってしまってます。春から初夏にかけてはキングの換羽シーズン。ビフォー/アフターを見比べるのも楽しみです。
王様ペンギンの足 2025-05-20 08:17:55 | ペンギン 海響館です。深いプールを悠然と泳ぐキングと・・・。1羽はトレードマークの黄色いイヤーパッチがあるのかないのか、泡に隠れてよく見えません。そういう場合は足。キングは足がまっ黒です。飼育ペンギンなら、キングの次に大きいペンギンはジェンツーですが、ジェンツーの足は黄色。もちろん、キングのフリッパーはとても長いし、背中側がグレーだし、後ろ姿でも見分けポイントはたくさんあります。ついでに、キングとよく似ているといわれるエンペラーがいるのは、国内では名古屋港水族館とアドベンチャーワールドの2ヶ所だと思いますし、キングと一緒にいるのはアドベンチャーワールドだけ(のはず)です。
王様ペンギンのクチバシ、年齢による変化 4 2025-05-19 08:47:05 | ペンギン キングのクチバシに個性があってさらに年齢によっても変化する様子を見てきましたが、ラストの今回は特に大きな変化。越前松島水族館のサン君です。まず2009年。若い頃から立派なクチバシでしたが。8年後には上クチバシに大きなでっぱりが。さらに4年後にはすごいクチバシに。現在では上クチバシの先端がちょっと短くなっています。全体にもすっかりお年寄り体型になってきましたが、御達者です。クチバシが肥大化するのはイワトビペンギン属とフンボルトペンギン属で目立つようですが、キングでここまで肥大するのは珍しいと思います。
王様ペンギンのクチバシ、年齢による変化 3 2025-05-18 08:14:38 | ペンギン キングのクチバシ、年齢による変化。若い頃は上クチバシにでっぱりがあった越前松島水族館のヨン君、2009年の写真です。その後でっぱりが大きくなったり小さくなったりしていましたが、2023年にはでっぱりがなくなって、標準的な形のクチバシになっていました。全体にお年寄りふうになりましたが、今も健在です。
王様ペンギンのクチバシ、年齢による変化 2 2025-05-17 08:26:44 | ペンギン 越前松島のキング、Bと印がつけてあった個体の9年後です。相変わらず額からまっすぐ伸びて細いクチバシですが、年をとってお顔が痩せたような。それで全体の細さが際立つように感じます。これが上の写真の9年前。やっぱり若いです。
王様ペンギンの個性と年齢 1 2025-05-16 08:29:31 | ペンギン さて、越前松島水族館のキングに見るクチバシの個性、今回から年齢の影響も見ていきます。下の集団写真のD、ロク君は、群でいちばんオレンジ色が濃くて鮮やか、クチバシの形はすらりとして大きさほどほど。オスにしては小柄。で、上の写真は8年後に撮ったものです。年齢による変化がほとんどないのが特徴かも。他の仲間はかなり変化してます。次回から。
王様ペンギンのクチバシ、個別写真 3 2025-05-15 08:11:57 | ペンギン キングのクチバシ、今回は集団写真のC、ヨン君です。上クチバシのでっぱりは、近くで見るとこうなってました。下クチバシのピンク色部分が一部欠けたようになっていますが、ご心配なく。この部分は毎年換羽の時季に表面が剥がれ落ちてリフレッシュするのです。換羽にはまだ早かったですが、たまに早めに剥がれかけたり割れたようになったりするのが見られます。集団写真再掲
王様ペンギンのクチバシ 個別写真 2 2025-05-14 08:34:38 | ペンギン 越前松島水族館のキングに見るクチバシの個性、次は団体写真でBと表示してあったゴバン君です。クチバシが全体に細くて、額からクチバシへかけてのカーブが直線的な感じ。後ろに見えるのは同僚の女子で、こちらは標準的な形のクチバシだと思います。
王様ペンギンのクチバシ、個別写真 1 2025-05-13 08:28:39 | ペンギン さて、前回写真(下に再掲)で先頭を歩いている越前松島水族館のキングA、サン君のクチバシは、近くで見るとこんな感じでした。大きくて、表面がちょっとザラザラしています。若かった頃の写真。今はお年寄りになっています。
王様ペンギンのクチバシに個性 2025-05-12 08:17:46 | ペンギン 越前松島水族館の男子キング4羽、16年前の写真です。今回から、クチバシに注目してみます。キングのクチバシはペンギンの中で一番目立ちますが、個体差も年齢差もあります。(彼らはほぼ同じ年齢と思われます。)A: サン君、厚みも長さもいちばん立派なクチバシ。B: ゴバン君、頭部からクチバシにかけてのカーブがまっすぐに近く、細めのクチバシ。C: ヨン君、上クチバシ中程が太くなっていて、全体に大きなクチバシ。D: ロク君、キングの見本みたいに整った形の、小さめクチバシ。
お年寄り王様ペンギン、若い頃は? 2025-05-11 08:28:59 | ペンギン 長崎ペン水のお年寄り、前回とは別のキングです。人間でいうと肩から腕、首回り、姿勢のせいもあるのですが、なんだか中身が痩せて皮膚がたるんでいるような感じに見えます。こちらは同じキングの、15年前の姿です。若くて『ぴちぴち感』があります。同じ姿勢をとっても、皮膚にたるみは出ないでしょう。生き物ですから、当然年をとっていきます。年をとっても穏やかに過ごしていってほしいものです。
お年寄り王様ペンギン 2025-05-10 08:23:06 | ペンギン 長崎ペン水のキング、お年寄りです。飼育下のペンギンは30歳くらいまで生きる例も珍しくないようです。このキングは、全体はきれいなのに顔の羽がボサボサ、換羽直前のような様子になっています。横から見るとこんな感じ。なんだか、ヒトの顔にシワが出てくるのと似ているような気がします。
第三の王様ペンギン 2025-05-09 08:23:20 | ペンギン 前回では広告歩きをしていたオスのキング(右端)がカノジョさんの前に来ると、カノジョさんも首を伸ばし始めます。ところで、手前にいる1羽は、こういうシーンによく見かける『第三の王様』。カノジョさんがカレシ君にこたえて首を伸ばしています。第三の王様もなんだか参加したいような素振りですが。お約束通り、追い払われました。首を伸ばして高らかに歌うカノジョさん。まだ婚活シーズンではありません。この2羽はもとからの仲良しです。長崎ペン水でした。第三の王様は、人気個体の奪い合い個体や、略奪愛を狙う個体や、オトナの真似をする御子様個体だったりします。そして、婚活本番にはもっと真剣になります。