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隊長のエンヤコラム 音楽家と私 その14 『ジョン・デンバーと私』

2007-09-01 11:55:36 | 隊長のエンヤコラム 音楽家と私
今でこそ「音楽狂」と胸を張って宣言出来ますし、かつてのような頑なな特定ジャンル崇拝もないので、何でも「好きなものは、好き!」と言えますが、若い頃はそう素直になれません。
自分の音楽性を正当化し、音楽歴を美化することに躍起になっていた、お恥ずかしい時代もありました。
例えば「初めて買ったレコード」「初めてファンになったアーチスト」「初めてコピーした曲」「初めて行ったコンサート」・・・。
もう旧石器時代のことなので、記憶が薄らいでいるのも事実ですが、懸命に消去しようとしていた若気の至りが、マジで功を奏してしまった可能性もあるんですね。
因みに記憶にある限りの初体験は、レコード=タイガース、ファン=麻丘めぐみ、コピー=チューリップというラインナップが、走馬燈のように頭を過ぎります。
そして初めて見た外タレコンサートが、ジョン・デンバー武道館ライブでありました。
外タレもなにも、多分初めて行ったコンサートであったと思います。
あれは確か高校2年の頃、誰かが行けなくなって、チケットを買ったのだと思いますよ。
実は当時、ジャズというものに惹かれ始めており、「ブルーノートという音階がある」ことを知って驚愕していた最中でもありました。
ですから本来ならカントリー系の音楽に耳を傾けるなどということは、あってはならないはずなんですね。
しかしながら、折しもジョン・デンバー全盛期、入ったことのなかった武道館、初コンサート・・・それらの要素が私の心をぎゅっと掴んだのでした。
あぁ、今思い出しました。確か映画『トミー』を見たのも、高校時代ですよ。
世界一喧しいロックと透き通る声のフォークと粋なジャズのメロディーが、私の頭の中でどのように鳴り響いていたのか、そして、「ジャズファン」という建前をどう取り繕っていたのか・・・
ジュラ紀のいたいけな音楽体験であります。

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