ペンギンクラブ よれよれライヴ 『没収試合』

2010年05月15日(土)　庚申塚 studio FOUR


● ご挨拶

この度のライブに来て下さった方々、
本当にありがとうございました。

あんな静かな会場が爆音に包まれるとは、
誰も予想だにしなかったことでしょう。
スタジオフォーの土台を歪めてないといいんだけど・・・

調子に乗って動員しちゃったので、
ビール片手に気楽に見られるどころか、
寿司詰め＆立ち見を強いてしまい、
申し訳ありませんでした。

色々ご意見、ご不満、罵倒、吊し上げ等々を
言っておきたい方もいらっしゃるでしょうが、
合計400歳に免じて許して下さい。
タガの外れたオッサンほど、
たちの悪い物はないという証拠です。

でもスイマセン、楽しかったです、やってる方は。
喋りすぎたという反省はありますが、
あれ以上の演奏は出来ません。
あれ以上の音楽もありません。
・・・開き直ってるじゃん！・・・

多くの方々にお世話になり、
また会場に足を運んで下さり、
肩を落として帰られる姿を見て、
『寝床』って噺の神髄を感じたのは
僕だけじゃないと思います。

『寝床』は、ホントに良くできてる。
お互いの気持ちがよ～く分かるもん。
でも噺はタダの上に、豪勢な料理付きだけどね・・・
この噺を100％大旦那の心持ちからやったらどうだろ？
ちょっと聞いてみたいです。

2010年05月15日　ペンギンクラブ運営委員会編集部


● ライヴ　リポート

結成32年。8年ぶりの単独ライブ。
楽しませて頂きました。
ご来場下さった方々に感謝申し上げます。
申し上げると共に「楽しかったでしょ？」と念を押したいです。
半ば強制的に？
いえいえ、ホントに楽しかったんですから。

椅子が足りなくてご面倒をお掛けしました。
お掛けしましたが、そのくらい盛況だったのもうれしかったです。

50歳過ぎの良い歳したオトナが
クダラナイ歌詞の歌ばっかり演奏するバカらしさ。
何かと暗い話が多いご時勢です。
ふざけてると叱られそうな気もしますが、
マジメな顔してれば解決するものでもないですし、
あんまり深刻になっちゃうと死にたくなっちゃうかもしれません。
だからこそ、ムダな明るさがあって良いじゃないですか。
そんなことを思いながら、この日を迎えたんでした。

実際、開演したら、何だか涙腺が緩んじゃいまして
30年も続けてる、ってスゴイよなあ、なんてなことを思っては
また何だか気持ちが高ぶってしまってました。
メンバーも変わってないんですよ。
そんなバンド、滅多にありませんよ。

いちばん後ろの壁に寄っかかってステージも客席も見えるところで
「やるじゃん！」ってね、おそらく初めて聴く方が反応しているのを
お客様達の背中から感じてました。
自ら「素人」と名乗ってるし、身内が多い客席だし、
老眼で楽譜が読めないとか言ってるし、
それをまた冗談めかして喋ってるもんだから
「高校の文化祭のノリなんだろ」って油断していると、
ヤラれます。
音楽疎いから、それこそど素人解説なんですが、
アレンジから何から、なっかなかのものでありましたよ。

演奏が始まってから少しして聞こえてきた小さな話し声
「やるじゃない。立派なもんだ。」
演奏終了後、帰り際に聞こえてきた会話
「何泣いてんですか？」「いや、感激しちゃって」

もっと評価されて良いんじゃないか？なんてことは言いません。
ただ、この楽しさはもっともーっと大勢の人と共有したい！
万人受けするかなんてこともわかりませんが、
これが「楽しい！」って思える人が五万人はいるんじゃないか？
というわけで、年に一度はやりたい。
できたら、もっと近いタイミングでやってみたい、と
思ってしまったんでした。
別に儲けようとかいうことは考えてませんから
どっかのライブハウスでプロデュースしないかなあ。
売り込んでみようか？
自主レーベルでCD出すとしたらいくら必要？
YouTubeで流せないか？
などなどと妄想は広がっていくんでありました。

次は秋のウクレレブラザーズなんですけどね。
これも詳細を早めに決めなきゃ。

単独ライブは初！だった、チラシ＆予約受付担当の　みたに


∬今夜の演奏曲目

1st
ああ、栄光は皇帝ペンギンの脳天に輝く
～ペンギンさん、きっとだよ (朝も早よから)
爆睡王 (グーグー)
来集軒に捧げるうた (ラーメン)
靴下のうた
赤羽線のうた
串カツ大将のうた (八重勝)
山手線のうた

2nd
ペンギンだって、ちょっと怖いものもあるよ (ワニ)
金蛙印の雨合羽
メガネおじさんのうた
酔っ払いのうた (どけどけ)
銭湯のうた
松本部長のうた
おためごかしはカエルの子 (ハイホーブルー)

encore
SWEET HOME 水戸 (家紋)