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人に歴史あり その7 『直管ホーン隊の巻』

2007-09-15 12:01:18 | 人に歴史あり
遂にペンギンクラブに、ホーンセクション「直管ホーン隊」が加わった。
これまでこのバンドに最後に加入したのは宮原だったので、恐らく20年振りくらいの大変化である。
しかも女性、しかも若い(といっても、他のメンバーと比べての若さではあるが)。
トロンボーンの須山暁子は、ビーサンと日本手拭いをこよなく愛する。
しかも自らを「す~さん」と、まるで工事現場の出稼ぎオヤジの如く呼ぶ立派な人間である。
一番尊敬するトロンボニストは中島みゆきなどと訳の分からぬことを言いつつ、長い管を前後させている。
一方トランペットの坂本陽子は、おとなしそうな風貌に似合わず独自の時間体系を持っており、一回り以上も違うオリジナルメンバーを尻目に、大胆な重役出勤をしている。
その上実は慌て者で足元が悪く、脚には常に数カ所の青タンを所有している。
しかし報告によると、須山は音羽で生まれて大塚仲町で幼年期を過ごしたという。坂本も巣鴨の卸売り市場の近くで育ったのだ。
つまりふたりとも大塚に深い因縁があり、前世からペンギンクラブに参加することは決まっていたのである。なんという不幸の星の下に生まれたのであろう(涙)。
思えばインストのR&Bバンドを目指して始まったこのバンドは、いつの日か「歌付きのスタッフ」へと目標が変わってきたが、その根底にはクレージーキャッツやブルースブラザースバンド、「カフーツの頃のザ・バンド」という音楽が流れていた。
ホーンセクションが入って当然というような曲も、初期の頃から作り続けてきた。そこにようやくホーン隊がやって来たのだ。
恐ろしいことに彼女達は譜面が読める。メンバーがリクエストするリフを直ちに譜面にし、その場で再現してみせる。しかもビールを飲みながら・・・。
直管ホーン隊は、そのスタイル、酒量ともに、このバンドに相応しい人々なのであった。

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