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隊長のエンヤコラム 音楽家と私 その5 『モンキーズと私』

2007-09-01 11:04:02 | 隊長のエンヤコラム 音楽家と私
私のいたいけなる子供時代、モンキーズとは単にテレビドラマの名前だと理解していました。
登場するのは、モンキーズの役をやっている役者だと思ったんです。
あの頃はアメリカのコメディードラマが沢山あり、みんな私のお気に入りでした。
魅惑的なデイビー・ジョーンズが歌うテーマに乗って、お間抜け4人組がルーティーン・ギャグを繰り広げる姿を、私は欠かさず見ていたものでした。
劇中で流れる彼等の曲は、輝くアメリカって感じでした。
ロックもポップスも分からない日本人の子供でも口ずさめる滑らかなメロディーライン。
英語の歌詞は、聞こえた通りに出鱈目で歌ったもんです。
デイドリーム・ビリーバーのイントロなどは、一回聞いただけですぐピアノで真似しました。
恐ろしいことに、それは今でも弾けますが・・・。
モンキーズが光っていた日々は短く、あっという間に私の中から離れていってしまいました。
でも一番好きだったマイクことマイケル・ネスミスだけは、何となく心に残っていました。
リッスン・トゥー・ザ・バンドのマイク、長沢純が吹き替えをしていたマイクです。
カントリー・ロックの先駆けとも言えるファースト・ナショナル・バンドのレコードはCD化されたんでしょうか? 
映像作家となってからの作品を見ると、モンキーズ時代からどこかクールでシニカルな役どころだったのは、きっと「地」だったんだろうなと再確認出来ます。
改めてモンキーズを聞くと、あんな短期間に良い曲が目白押しだったのに驚きます。
アメリカン・ポップスの伝統を受け継ぎ、なおかつチョビットですがロックに目覚めた彼等の主張も点在してます。
ライノから出ているモンキーズのベストは、その素晴らしい解説も相まって、彼等が再評価に値するアーチストであることを私に教えてくれました。

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