鞆の浦架橋建設、中止の意向、ポニョの海残る！

鞆の浦架橋建設、中止の意向、ポニョの海残る！

この景観が残ることは、鞆の町の財産を失わないですんだということだと思う。

この鞆の浦の架橋問題、話が出てからかなり長い間、県と福山市、また住民の間でも「賛否両論」が議論され、その様子は広島県にとどまらず、全国区の

ニュースとして流れ、多くの有識者からもこの鞆の浦の景観を遺すことに対する運動も起こってきた。

何が何でも推進派の「福山の羽田市長」は、今回の件の判断にも、まったく耳を貸す姿勢はなく、頑固なまでに県の意向には反対する姿勢を崩していない。

支持基盤というものがあるのはわかるが、もう「観念」してもいいんじゃないか…そう思うのは私だけではないだろう。


【鞆の浦の架橋問題】
ことの初めは…

鞆の浦の昔ながらの街並み、景観を残すか、狭い道路を回避するために海の上に架橋を建設するかどうかという論議だった。建設賛成派と反対派が対立して今日に至っている。

福山市と県は架橋建設を強行しようと執行手続きに踏み切り、反対派はそれを阻止しようと差し止め訴訟に発展した。

交通渋滞緩和のための建設、そして国際記念物遺跡会議イコモスは、申請しさえすれば「世界遺産」に登録される可能性はひじょうに高いと評価する、江戸時代の街並み、

常夜灯などの港湾施設は日本でも珍しい貴重な港だとしている。

交通渋滞を調べた交通量調査では、それほどの渋滞は発生していないという結果も出ている。そこまでして、建設を進めたいのか、ほんとうに住人はこの架橋の建設に

賛成しているのだろうか…。

もちろん賛否両論あるのだろうが、ほんとうに町の過疎化を防ぎ、観光客の誘致を勧めるのに架橋が必要かは疑問が残るところ。

代替案として北部にトンネルを建設をとい県の提案にも、市は（羽田氏）一向に考えを変える姿勢は見せない。


大林監督がコメント

尾道市出身の映画監督大林宣彦さんは「わが古里・鞆の浦が、このような賢さ、美しさを示し得た事を、僕は心より自慢する。鞆の浦のみなさん、おめでとうございます」

という内容のコメントを発表した。

●宮崎監督のコメント…こちらから（リンク）


鞆の浦の景観、これは福山市の財産だと思う

阿藻珍味工場から見た鞆の浦の景観


Another Shot


この静かな漁村風景も江戸時代からの風情も残っている


この湾沿いに走る狭い道路、たしかにスレ違いには苦労するが、そんなに渋滞がおこるわけでもない


この辺りの堤防沿いの駐車は禁止となっている


ここ（対潮楼）からの眺めは最高です。


こんな景色が見られる最高のスポット


橋がかかるとこの景観もスポイルされてしまう


鞆の浦のシンボル「常夜灯」の背景にも橋が入りちょっと興ざめしてしまう


こんな狭い道が網の目のようにある。生活道路としては必要。


こんなボンネットバズも運行しているが、これを使わない手はない！

鞆の町の渋滞を緩和させる方法、こんなのはどうだろう？

通行する車の、山側のトンネルの迂回、（沼隈方面へ）、観光客の車は手前、（鉄鋼団地）あたりに駐車場を作り、そこからこの「ボンネットバス」を

使ってシャトルバス運行すればいいと思う。それは、観光客の車の数を減らすことにつながり、そのバスに乗ること自体も観光の目玉にもなるんじゃないか。

地元の推進派の人たちにも、言い分はあると思うが、橋をかけたからといって、過疎化や高齢化が止まるわけではない。若い人が町に出ていくことは、鞆の町

に限ったことではない。魅力ある鞆の街を盛り上げていくそんな若者が増えることは期待したいし、そんなまちづくりを福山市は支援していくべきだと思う。

今年9月4日に人気の切れる羽田市長、選挙戦を睨んでの言動も目立ってくるはず。

以前紹介しましたが、Facebookでも話題となっている「福山市長を全国から公募」も現在2名ほど出ているようです。また、神辺町から作曲家大戸博史氏が立候補

も正式に表明しています。鞆の浦や福山城など文化遺産の扱いについても、市長選の議論のポイントになることはまちがいないでしょう。

2012.06.22(金) 5,559 PV 313位

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みなさん、ありがとうございます。もしかしたら、明日大台、500万アクセス達成かもしれません。