ゆっくり一人歩き

いわゆる良い物ってどんなものだろう?考えるより、国宝を見るのが早いでしょう!国宝をゆっくり自分の目で見て廻ろう!

勝尾寺

2008-02-22 20:26:28 | 歴史
雪のちらつく日曜日!この日の目的地は西国三十三ヶ所の勝尾寺でした。

鐘の音に導かれて歩いていくと石塔がありました。



私は通らなかったのですが、本来なら石塔の前の道を登っていくと東海自然歩道と合流し、開成皇子墓に着くはずです。
「おくのいん」と書かれた石標もあるので、お堂もあったのでしょう・・・

この石塔から下はお堂が並んでいます。


↑閻魔堂、閻魔様が見えないのが残念・・・


↑薬師堂

薬師堂は勝尾寺最古の建造物で鎌倉時代の建築です。いい感じなのですが、屋根なんかに後の修理が随分入っていそうです・・・



勝尾寺といえばダルマです・・・


↑大師堂


↑本堂

本堂は修復したてで、彩色が綺麗です。この日は17日だったのですが、18日だったら本尊の十一面観音が見れるはずです・・・


御朱印を貰いに本堂横の納経所にいくと、暖かくて眼鏡が曇って前が見えなくなりました。


↑多宝塔


↑庭園

噴水まであるのですが、この寒い日の噴水はまるで降雪機のようでした。噴水で凍えさせて入口のレストランで暖かいものでも注文させようという魂胆なのでしょうか?ww



↑山門

山門は江戸時代のものだそうですが、これも彩色したてで仁王様まで鮮やかでした。

勝尾寺を出てバスで帰ろうか、どうしようか随分迷ったのですが、ここまで歩いたのだからと歩いて帰ることにしました。
帰りの道は勝尾寺旧参道と呼ばれる道で、山門の前から真っ直ぐ南に伸びています。いきなり急な階段なのですが、北向き斜面なので凍っていて、ここだけでもアイゼンが欲しいくらいでした。


↑一町石

恐々と階段を上っていくと途中にあったのが参道の一番目の町石です。参道沿いにこのような町石が点々とあるそうです。



↑八天石蔵址

寺領の境界を示すため、ここに石蔵を作り八天像を埋めたそうです。



景色の良い場所は休憩できるようになっていて快適です。



この辺りも枝道だらけで、どれが本来の参道か解からなくなってしまいました。やっと見つけた町石は明らかに自分が歩いてきた道とは違う道にありました。



いのしし避けの柵を抜けると昔ながらの田園でした。大阪にもまだ所々にこんな田園が残っています。


↑市街地に出てきました。
この交差点を西に向けて真っ直ぐ行くと次の札所の中山寺に着きます。この道も参拝道として使われた古い道に沿って出来た道路だと思います。


↑帝釈寺
参道沿いの帝釈寺は時間が遅かったのか閉まっていました。


↑街中にも町石は残っています。


↑鳥居

到着です!この鳥居が参道口です。R171の勝尾寺口の交差点の南側に少し入った所にあります。鳥居前の道は旧西国街道で、今のR171は西国街道に沿って造られた国道です。

勝尾寺散策マップ



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