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都民ファーストの会の代表を投げ出した都知事小池と都民ファーストの会の都議会議員

2017-07-08 14:36:26 | 時事問題 政治
地域政党都民ファーストの会が発足した今年1月で、代表は都知事小池の特別秘書野田数であった。4月に都知事小池が特別顧問になり、6月1日都議選を1ケ月後に控えたときに都知事小池が代表に替わった。都知事と地域政党代表という二元代表制を壊す形になるという指摘があったにもかかわらず、都知事小池は都議選で都民ファーストの会の応援を行っていた。有権者は、小池ファンであれば候補者の人物をよく見ることなく、実際よく見る時間的余裕などない人が多かったろうが、都民ファーストの会の候補者に投票したようである。結果は小池の思惑通り、むしろそれ以上に、大成功であった。

7月3日、都議選で大勝したため、都知事小池は、勝てば官軍もどきになり、二元代表制が崩れることへの懸念を払拭するためという名目で、代表を元の特別秘書野田数に戻した。党役員などいないのと、党の規定などないのだろう、代表と事務局の二人で決めてしまう様であった。

都知事選において小池知事を支援したことと、都民ファーストを応援することは意味が違うという人が多かったが、都民ファーストの会の都議は公認で当選した49名に加えて無所属を追加公認した6名を入れて55名の所帯になった。立派な政党である。党規約や党綱領などはまだないようでちょっと粗末である。議員が代表にならないというのも、なにか不自然で、その状態が、はや1週間続いている。議員や支援者から疑問が出ないのは不思議である。

都民ファーストの会の都議会議員は、元なんらかの議員だった人もいるが、その人たちよりも、いわゆる議会素人の方が多く、小池の言葉を借りれば、大学教授、公認会計士、税理士、歌手など多士済々で都議会改革が期待できるという。ただ、巷の評判では、アンチ自民党、アンチ安倍のいわゆるヒダリがかったのもいて、思想的に小池の保守にどこまで賛同しているのか不明である。とにかく都議会自民党を倒せ、であったわけだ。民進党、社民党でもよかったようである。そんなわけで都知事小池は、代表を議員間で選ばせることをやめて、自分で選んだのかもしれない。

蛇足ながら、都民ファーストの会の略称はまだないようである。とみファとかTFKとか候補があるのだろうが。直に国民ファーストになるという話もあるようだが、とてもできるとは思わない。

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