クールな生活

日々の雑感と意見

首相安倍の「わが軍」発言

2015-03-31 17:33:28 | 時事問題 政治
他国の軍隊に対比して「わが軍」といい、すぐその後で自衛隊のことと説明していたようであるが、やはり少し不用意であった。保守系でも驚いた人は結構いるだろう。確信的に言ったものでないからということで、謝罪しておけばよいのに、と思う。今後は使わないということで収めたようだが、特に国会での発言はあまりのりのりにならないことが安倍には求められよう。

自衛隊は、海外ではどう評価されていようが、日本では軍隊でない。自衛隊を国防軍と呼びたい気持ちは分かるが、まだそのときではない。揚げ足を取るのばかりがいる国会だから、あたら言葉尻で苦労するのを慎むのが、首相安倍ばかりでなく内閣に求められる。
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大塚家具の商売

2015-03-30 09:05:51 | 時事問題 社会
テレビの全国版に出るほどのビジネス戦争であったのだろうかと誰しもが疑問に思うことだが、NHKも含めて愚かなテレビニュース番組ではトップニュースの扱いであった。長女側が勝ったのは、コンサルタント系が現場屋に勝ったという理解でよいだろう。長女側経営で金儲けができるのかという疑問は、家具ビジネスで薄利多売戦術が功を奏するかどうかを考えると、父親側でなくとも想像がつくのではないか。経営の透明性を求めるならば、長女側が近代経営方針で経営を行うだろうとの期待がある。長女がなぜかくも向きになって自説を主張するのか、やはり外部の力が働いているとみるのが普通だろう。

1980年代に、我が家では大塚家具から食卓テーブルと椅子を購入した。飛騨白川のメーカーのもので今なお健在で使用に供している。購入した店は荻窪駅の近くにあった。毎月のように月末になると、店じまいセールと称して売り出しをしていた。あれっ、また店じまいだよ、と家内と顔を見合わせながら、店内を歩いた記憶がある。ただし、現在の大塚家具のホームページで会社の沿革を見ても、荻窪店の記載がない。別の大塚家具だったかと訝ってもいるが、その後有明に行ったということを聞いたから、やはり大塚家具だったと思う。

ここで何を言いたいかといえば、当時の大塚家具の商売は薄利多売型ではなく、いわゆる嫁入り家具を扱う高級志向であった。当時の多くの家具屋に共通していたことだったろうが。家の内装の変化で、家具に対するユーザーのニーズが収納から消えていく中、大塚家具はベッドなど寝室、リビングにターゲットを変えていたことと、ショウルームで展示する戦術をとったのが、発展の一つの要因といえるのではないか。この辺は現場の商売を知る大塚会長夫妻の力量であったろう。

500億の売上にしては、利益が大きくなく、赤字の時もあるという今の経営では、何かしらのテコ入れが必要であろう。それには利益の出る経営を掲げることで、営業のやり方はその辺りから議論すべきであろう。コンサルタントはそれを指摘しただろうか?
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尖閣14億円寄付金

2015-03-29 07:01:54 | 時事問題 政治
尖閣寄付金の話題は、メディアからしばらく姿を消していたようにみえる。現都知事桝添はあまり興味がないのだろう。就任時に記者の質問だったろうかに、よく考えて使いたいと答えていたが、その後は全く言葉が出てこない。元知事石原は、言い出しっぺだが無責任でフォローはしない。前首相野田も国有化したわりには、その後の手当はしない。今は中国の船が近海、領海に来るままになっている。少しの間だけ知事職にあった前知事猪瀬が3人の知事の中では最も尖閣にやる気があったのではないか。猪瀬は石原が尖閣を購入すると言ってから、寄付金集めを提案し、石原が船だまりを言う一方で、尖閣は自然資源の宝庫で、これを保護するという考え方を披露していた。この自然保護の考えが後の人からは出てこない。

2月末の産経新聞で、女優葛城奈海が、「尖閣14億円寄付金」有効な使途という題でコラムに書いているのを見つけた。彼女は以前から尖閣に関する活動をしてきていて、今回の記事では実情を紹介すると同時に、寄付金の使途について言及している。その使いみちに自然保護の考えも入れている。尖閣およびその周辺の自然を守るという旗印を挙げれば、国際社会にも受け入れやすいのではないか。またそれは至極もっともなことである。

都知事桝添と首相安倍はぜひこの葛城奈海のコラムを読んでほしいと思う。真剣にそのフォローを指示するように動くことを願う。
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操縦士とトイレ

2015-03-28 07:20:38 | 時事問題 社会
ジャーマンウィングスのエアバスA320の墜落事故は、副操縦士の故意によるもので、鬱病が因ではないかという見解がされている。操縦士がトイレか何かで操縦室を退出して戻ろうとしても一人残っていて操縦していた副操縦士がドアを開けてくれず、操縦室に入れず、副操縦士の意のままに墜落させたということである。なぜ副操縦士を一人にさせてしまったかという問題が出ていて、操縦室常時二人体制を規定にする方向に動いている。

離陸から1時間くらい経ったのだろうか、それくらいの間で操縦士がトイレに立つなどということがプロの世界で公然と許されていることにどうかと思う。乗機する前に用を足し、4時間くらいはトイレに行かなくてもする体にしておくことも重要ではないか。以前にも操縦士がトイレに行って事故かどうか忘れたが、何かが起こって操縦士がトイレに行っていたためという言い訳をしていたことがあったと記憶している。生理現象だからやむを得ないであろうが、また、離陸して安定飛行に入っているうちにトイレをすますということにしているのであろうが、どうもちょっと引っかかる。
対策としては、やはり二人体制は必須であろう。

もう一つ重要なのは、鬱病というか、操縦桿を持つ人の精神疾患である。昔、全日空機が羽田沖で事故を起こした。機長が狂って操縦桿操作を副操縦士に変な教え方をしたということが原因であったと記憶している。裁判になったはずだ。プレッシャーによるストレスが機長を狂わす因である。大変な仕事であることは理解できる。だからこそメンタルでもベストコンディションで仕事をしてもらうために健康診断が重要である。ルフトハンザとあろう会社が、副操縦士の病気診断を把握していなかったというのは、診断結果が組織的に伝えられていないことを意味する。これにも対策が必要である。
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