出版社の社長は、少年犯罪発生の背景を理解することに役立つと確信していると語っている。自己弁護である。言論の自由なのであろうが、言論の暴力でもある。
かたや、購入する側の状況をインターネット情報でみると、書店でも販売を自粛するところもあれば、買う買わないかは顧客の判断に任せ、販売店としては販売するというところもある。図書館も同様であるようだ。図書館として購入を見合わせるところもあり、利用者の知る権利を妨げないことにして、希望があれば購入するという姿勢で、実際に購入して閲覧に供しているところもある。
公共図書館の長は、利用者の弁に従うことはサービス業の一つとして、相応しい行いであろうが、こと図書に関してはそれなりの見識がある人だから、今回のようなきわどい状況に対しては相応の判断をしてもらいたいと思う。図書館選定図書というものまであるのだから、図書館が、何が何でも利用者に従うということが優先されることはないだろう。今回の判断には、一部で図書館長の逃げが見える。図書館長は、自分の見識を基に、判断すべきである。それが図書館長の矜持である。自分で判断できず、利用者お任せの判断をする図書館長は、恥を知るべきである。
かたや、購入する側の状況をインターネット情報でみると、書店でも販売を自粛するところもあれば、買う買わないかは顧客の判断に任せ、販売店としては販売するというところもある。図書館も同様であるようだ。図書館として購入を見合わせるところもあり、利用者の知る権利を妨げないことにして、希望があれば購入するという姿勢で、実際に購入して閲覧に供しているところもある。
公共図書館の長は、利用者の弁に従うことはサービス業の一つとして、相応しい行いであろうが、こと図書に関してはそれなりの見識がある人だから、今回のようなきわどい状況に対しては相応の判断をしてもらいたいと思う。図書館選定図書というものまであるのだから、図書館が、何が何でも利用者に従うということが優先されることはないだろう。今回の判断には、一部で図書館長の逃げが見える。図書館長は、自分の見識を基に、判断すべきである。それが図書館長の矜持である。自分で判断できず、利用者お任せの判断をする図書館長は、恥を知るべきである。