都知事小池百合子が沖縄知事選の応援に行ったって本当ですか?
本当です、というのが答えです。
誰の応援ですか?
自民・公明推薦の前宜野湾市長佐喜真の応援です。
9月21日の日経新聞電子版に、「東京都の小池百合子知事が30日投開票の沖縄県知事選で、自民、公明両党などが推薦する前宜野湾市長佐喜真淳の応援のため、沖縄入りすることが21日、分かった。自民党幹部の要請を受け入れたという」という記事があり、実際、22日には宜野湾市で応援演説を行っている。テレビでは放映されていなかった。沖縄知事選の応援演説をいちいちテレビで放映するところはないようだが。演説の内容の一部は、インターネットのlivedoor、Viewpoint、日刊スポーツなどで見られる。自民党幹部の要請というが、幹事長の二階であろうと言われる。幹事長二階は否定しているというが、他にはいなさそうであるから、幹事長二階とみてよいのだろう。都議会議員の中には、豊洲移転が動こうとしている今、他県の知事の応援などに行ってよいものかという批判が出ていたようだが、実際それは的を突いた批判である。
今回の沖縄知事選は、前知事の故翁長雄志の弔い合戦の色彩が強いようで、佐喜真候補でなく、左翼の支援の玉城候補がやや優勢というメディアの見方があり、自民・公明は焦っているようだ。自民党の方が早くから候補者を立てたが、少し劣勢というのは、選挙戦術の問題にかかわってくる。自民党はなりふり構わずというわけでもないようだが、女性でパンチの利く人がいないせいもあるのだろうか、なぜか小池百合子を登場させた。小池百合子は、かつて防衛相や沖縄担当相を経験したことを応援演説に使ったということだが、沖縄県民にどれだけ効果があったのだろうか。
東京の有権者にとっては、小池百合子は希望の党のどたばたで賞味期限切れと理解しているから、他県の知事の応援の戦力などとはまことに奇異に見える。ましてや自民党支持とは奇怪である。公明党の意図からだというなら、まだ少し理解する。小池百合子の魂胆には、2020年にある次期の都知事選の再選を狙っていて、そこで自民党の推薦を取ろうとすることにあるのではないかと推察する。
沖縄知事選が終わってからのことになるだろうが、自民党は2020年の都知事選の候補者をそろそろ決めて、どぶ板の運動を始めてもらった方がよい。自民党はまさか小池百合子を候補にすることは考えていないだろう。こればかりは、幹事長二階の意向だけでは動けないだろう。都知事は知名度が圧倒的に優位に働いている。前回2016年の都知事選では、自民党は行政手腕のある増田寛也を立てたが、知名度では圧倒的に負けていて、勝敗につながった。再度増田寛也でいくことはないだろう。ネットでの評判が悪すぎ、若者から毛嫌いされていた。今度の都知事選では小池百合子の都政運営に疑問を持つ都民が多いから、そこを突けばよい。圧倒的な知名度があることに越したことはないが、ある程度の知名度をもった人に地道に運動してもらうことで名前を浸透させていく手があり、そのためには今から候補者を決めることである。
本当です、というのが答えです。
誰の応援ですか?
自民・公明推薦の前宜野湾市長佐喜真の応援です。
9月21日の日経新聞電子版に、「東京都の小池百合子知事が30日投開票の沖縄県知事選で、自民、公明両党などが推薦する前宜野湾市長佐喜真淳の応援のため、沖縄入りすることが21日、分かった。自民党幹部の要請を受け入れたという」という記事があり、実際、22日には宜野湾市で応援演説を行っている。テレビでは放映されていなかった。沖縄知事選の応援演説をいちいちテレビで放映するところはないようだが。演説の内容の一部は、インターネットのlivedoor、Viewpoint、日刊スポーツなどで見られる。自民党幹部の要請というが、幹事長の二階であろうと言われる。幹事長二階は否定しているというが、他にはいなさそうであるから、幹事長二階とみてよいのだろう。都議会議員の中には、豊洲移転が動こうとしている今、他県の知事の応援などに行ってよいものかという批判が出ていたようだが、実際それは的を突いた批判である。
今回の沖縄知事選は、前知事の故翁長雄志の弔い合戦の色彩が強いようで、佐喜真候補でなく、左翼の支援の玉城候補がやや優勢というメディアの見方があり、自民・公明は焦っているようだ。自民党の方が早くから候補者を立てたが、少し劣勢というのは、選挙戦術の問題にかかわってくる。自民党はなりふり構わずというわけでもないようだが、女性でパンチの利く人がいないせいもあるのだろうか、なぜか小池百合子を登場させた。小池百合子は、かつて防衛相や沖縄担当相を経験したことを応援演説に使ったということだが、沖縄県民にどれだけ効果があったのだろうか。
東京の有権者にとっては、小池百合子は希望の党のどたばたで賞味期限切れと理解しているから、他県の知事の応援の戦力などとはまことに奇異に見える。ましてや自民党支持とは奇怪である。公明党の意図からだというなら、まだ少し理解する。小池百合子の魂胆には、2020年にある次期の都知事選の再選を狙っていて、そこで自民党の推薦を取ろうとすることにあるのではないかと推察する。
沖縄知事選が終わってからのことになるだろうが、自民党は2020年の都知事選の候補者をそろそろ決めて、どぶ板の運動を始めてもらった方がよい。自民党はまさか小池百合子を候補にすることは考えていないだろう。こればかりは、幹事長二階の意向だけでは動けないだろう。都知事は知名度が圧倒的に優位に働いている。前回2016年の都知事選では、自民党は行政手腕のある増田寛也を立てたが、知名度では圧倒的に負けていて、勝敗につながった。再度増田寛也でいくことはないだろう。ネットでの評判が悪すぎ、若者から毛嫌いされていた。今度の都知事選では小池百合子の都政運営に疑問を持つ都民が多いから、そこを突けばよい。圧倒的な知名度があることに越したことはないが、ある程度の知名度をもった人に地道に運動してもらうことで名前を浸透させていく手があり、そのためには今から候補者を決めることである。