息子を3人育てたけれど、自分の子育てが良かったとは決して言えない。
かと言ってあの時こうすればよかったのかと考えても、その時の自分はその時で精一杯できることをしている。
子育ても必死だったけれど、自分が生きていくのも必死。
子供が何かしでかすと、自分の育て方が悪かったのかと思い悩む日々も10回や20回ではない。
ニュースで何か事件を見ると、我が息子たちは大丈夫だろうかと心配する。
成人した今でもその心配が消えたわけではない。
今回の元農水事務次官熊沢容疑者は76歳。
どれほど我が子のことで思い悩んだ日々だったろうか。
19人死傷事件を見て、人様に迷惑をかける前にと犯行に及んだようだけれど、切ない・・・。
生まれてきた子に幸あれとかわいがったでしょう。
子供の成長に目を細めながら期待もしたでしょう。
でも、それが叶わなくなる日がきて、何が悪かったのかと思っても答えは見つからないし、どうすればいいのかの答えもわからないまま時が過ぎ、結局迎えてしまった最悪の選択。
子供に問題があった時、親はどこに駆け込めばいいのか。
子供も自分では解決できない思いをどこへ持って行ったらいいのか。
私が家を出ようと思ったのは小5の時。
私はかわいがられた子どもではないので、高校を卒業したら絶対に家を出る!と決心し、その通りに行動。
出た時は喜びしかなかったし、結婚して子供が生まれるまでは、年に1度も帰らなかった。
離れたことで得た心の自由は何にも代えがたかったし、自分にとっては最高の選択だったと今でも思う。
愛情をかけてもらえてたらもっと違う自分がいたかもしれないけれど、そんな「たられば」は考えてもしょうがない。
子供の頃の私が破たんしなかったのは、おそらく唯一無二の親友がいたからかも。
彼女とは今でも付き合っているけれど、そんな人が一人でもいれば救われるかも。
それにしても切ない事件で、やるせなくどんよりです。
peace(@_@。😢😢😢