でいだら日記 ~なべてこ~

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映画がいっぱい・29

2013年12月17日 00時38分35秒 | メイサクがいっぱい

47RONIN』が絶賛上映中ですね。私はまだ観てないけど、どんなでしょうか。
赤穂浪人四十七士と言えば『忠臣蔵』。
年末時代劇(新春だったか?)で、かつては日本の風物詩的な恒例TV番組でした。
年末の夜は討ち入りの陣太鼓か除夜の鐘かってくらい(←盛り過ぎ)、なじみ深いお話です。

私も好きだったんだけど、大型時代劇がもう最近の世の中に合わなくなった感があります。
お家とか、主君と家臣とか、忠臣とか仇討ちとか、グローバル化でわかんない感覚になったと思う。
時代の波に流されてきた私も、今ではこういう話は重過ぎて息苦しく感じるようになってしまった。
時代劇は主君を思う家臣の心が主君にカリスマ性を持たせるのが魅力だと思いますが、
今の日本ではそれが説得力を持たなくなったのかな。
逆にハリウッドでリメイクされる理由はわかる気がするんですよね。
多民族国家だからシンボルとかカリスマとか、仇討ち(報復)とかを求心力にまとめようとしますもんね。

えー、長々と『忠臣蔵』の話をしましたが、今夜ご紹介する映画は『AFTER EARTH』です。
詳細は例によって公式サイトへお願いします!
大まかにはホントに親子のウィル・スミスとジェイデン・スミスが作中でも親子で、頑張る話です。
さー、今作については私、思いっきり主観で紹介しますよ(←主観でなかったことは一度もない)

   
 
 


本作の見どころはウィル・スミスの表情です。特に血走った目が涙を流し、そのまま死んだようになるとこ。
こと切れたのかと勘違いしたほど紛らわしい演技です。さすがと思った、さすがウィル、やってくれるぜ、と。

あと息子。まーホントに人の言うことを聞かない困った子なんですよ。ビックリしました。
ウィルの言うことも聞かないのに、重症を負ったお父さんに再々「お父さん、助けて!」と叫ぶ甘えっ子。
強がる割にいつも八の字困り眉毛なとこが可愛いという狙いだったのかもしれない
この子はやれる子なのかヘタレなのか、人物像が揺らぐところに思春期らしさが表れて見守る方も大変です。
これは、そうですねぇ・・・、息子に頼られたい親の願望がシナリオに反映してるような気もしました

・・・う~ん、さすがウィル・スミス出演作なので映像はスゴイんですけど、ナイト・シャマラン監督に期待した
どんでん返しも全くなくスイスイと困難を乗り切れちゃって躓きのない、親の愛情が溢れたメイサクでした
こういう映画も珍しいなあ・・・。繰り返しますが映像は作り込まれてて独創的で楽しめます。

「恐怖は実在しない」「人は未来に囚われ、怖れる」というセリフが良かったかな。
とにかくウィル・スミスの子供への愛情をたっぷり感じられる作品なので、観た後はほのぼのしました。
あおり文句から想像したコンセプトと全く違うファミリー・ドラマを観た感じがしましたね。
小学校低学年までのお子さんと観るのにおススメの作品といったところでしょうか

   
 
 

 『THE SIXTH SENSE』が面白かったからな~。

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