でいだら日記 ~なべてこ~

気楽にしましょう。

秋の夜長に

2013年09月27日 11時40分37秒 | メイサクがいっぱい

昨夕から冷え込んで、今朝は靴下を履きたくなりました
毎年この季節は彼岸花が導く土手が愛犬との散歩道
そして毎年、彼岸花を見て歩きながら『ごんきつね』の野辺送りの場面を思い出すのです

   
 
 

私が『ごんぎつね』を最初に知ったのは幼稚園の頃っだったと思います。
その次に自分でちゃんと読んだのは小学校の時。教科書に載っていたのでした
教科書の狐のごんの挿絵が可愛くてとても気に入っただけに、結末には胸が引き千切られるように苦しかったものです。
同時にこの短いお話は、登場人物の兵十と狐のごんが可哀想で仕方ない気持ちの一方で、描写されている自然の風景や、
当時の生活ぶりや人との関わりが伝わる場面の優しい美しさが、私の心に深い印象をいつまでも残したのでした。
それで大人になってから改めて『ごんぎつね』の絵本を買いました。

この絵本を買ってからもう10年以上が経ちます。
時々ふと思い出して読むのですが、その度毎になんと深い話であることか、またその構成の完璧さには溜息が出るばかりです。
小さなごんの無邪気さと健気さは愛おしく、やはり今でも辛くなるお話ではあるけれど、名作というものは何度も読み返させ、
子供から大人まで年代を問わず胸に迫る力を持つものだな、と徒然に考えさせられる秋の夜長なのでした

秋の夜長、たまには絵本を手に取ってみるのもおススメです

 

 

   
 
 
   
 
 
   
 
 
   
 
 

だんだんと読書から食欲へとシフトして行く自分の正直さに驚く・・・。

映画評論・レビュー ブログランキングへ