思いもよらないことや、
どうにもならないことがあって、
お釈迦様の昔から生きるって変わらずたいへんなことです。
病気やケガで苦しんだり、苦しんでる人を見て辛かったり、
老いていく先への不安、
死という喪失にも耐えて行かないといけない。
誰もが悩まず苦しまず悲しまず生を終われることはないと思います。
ひとりひとりの世界の中では、この世の終わりくらい辛いこともあると思う。
それでも、世の中や時代という大きな流れの中では、
ひとりひとりの大事件は無いも同じ小さな点。
なべて世はこともなし。
私の小さな世界は、自分の努力ではどうすることもできない人生の波に
ただ流されるしかなくて、涙と共に流れてばかりなのですが、
世の中という大きな世界は何が起ころうが泰然としているのです。
ブログのタイトルは、小さな私たちは悲喜交々だけれど、
なべて世はこともなし、略して「なべてこ」にしたのでした。
「なべてこ」は鍋と梃子のことじゃないんですよ～、のほほ。