こんばんは。今日は音展2日目のレポートです。
う~暑い!!
これが2日目の朝一の感想。昨日のことがあってか、朝から空調がガンガン入っていて、でも外の気温はそんなに寒くないとあって、館内は蒸し暑く、私自身昨日の反省から厚着で来ていたこともあり、会場前から汗びっしょりになってしまいました。でも今日は力強い救世主がおりました。
「父さん、ちょっと事務局に空調のことを言ってくる。」
おいおい、そんなに簡単には直らないよ、って思っていたら何と涼しくなってきたではないですか。後で聞いたら事務局の上のほうの方と思える男性に直接お願いしてきたとのこと。
「父さん、こういうことはバイトの人とかに頼んでも意味ないよ」
って、頼もしいです、わが娘!
さてつかみはこのくらいにして、今日の状況ですが、一時混雑した時間帯はあったものの、全体としては昨日同様あまり良くなかった印象です。協会側の発表としては、昨日の来場者は前回より増えているとのことでしたが、出展者側の印象としては「え~??」って感じでしょうか? 誰かも言ってましたが、このイベントは2月に続き今年は2回目で、なおかつ10月にオーディオ系のイベントが3つもあった後だけに、いくら秋葉で開催としてもちょっと無謀だったのではとの話も出ているようです。でそんな話を娘としていたら、
「だ・か・ら~ そういうことはちゃんと事前に調査しとかないと駄目だよ~。 はい、撤収! 」ってまた怒られちゃいました。
さて本題に戻ると、今日もおなじみのPARCユーザーの方が沢山お見えになりました。これだけが本当に救いです。昨日に続き2日連続で来られた方もいたりして、PARC Audioは本当に熱いファンに支えられているなぁと痛感した次第です。
あとちょっと意外だったのが、朝一で売れてしまうかなぁと思っていたコアキシャルの限定ユニットが2つとも残ったこと。やはり限定と言っても現行と同仕様ということであまり魅力がないと感じられたのかも知れませんが、価格を考えるとお買い得なんですが・・・。
それから今日もちびっ子ユニット5cmウッドは大好評でした。何とか早く最終のABSフレームを見たいものです。ちなみにこの新フレームは何とPARC Audioのオリジナルの金型です! じゃ~ん、頑張りました、はい。このユニット、PARC Audioの救世主になれるかも、なんちゃって。
あと今日印象的だったのが、来年某スピーカーメーカーに就職が内定しているという若い学生さん。いろいろとスピーカーの設計についてのことを聞かれましたが、私なりに仕事の進め方や考え方についてお話をさせていただきました。まぁ一言で言ってしまえば、若いうちはごちゃごちゃ言わずにとにかく自分で何でも作って音を聴いて確認しろってことですかねぇ。人から聞いた話を受け売りで言うなんてことは最悪で、そういうのは結果的にボディブローで後で効いてくるんですよね。いい年になって気が付いたら、耳年増で中身は空っぽ、理屈だけのエンジニアっていうパターンです。スピーカーというのは頭や机上でいくら考えてもそれを実践して自分で確認しないと本当に自分のものにはならないというのが私の持論です。そんなの古いよって言われるかも知れませんが、多分これは永遠に変わらないでしょうね。私が「将来はライバルになるかも知れないねっ」て言ったら、「そうなれるよう頑張ります」と言った目が印象的でした。非常に澄んだ目をお持ちのその若者がこれから無事優秀なスピーカーエンジニアに育ってくれることを心から祈ります。
最後に今日は熱いPARCファンのお一人であるkeikさんが力作のシステムをご持参されたので、会場にてちょっと聴かせていただきました。まぁいつものように物凄い騒音(ほんと音楽ではなく)の中での試聴でしたので、コメントの信憑性にはちょっと自信がありませんが、自分なりに気になることを何点か言わせていただきました。でもまぁ細かいことはあるにしても、マルチ初心者の方が、あの特異なBOX形状を使い、13cmケブラーというPARCの中では少し個性派なユニットを使ってまとめられたシステムとしては本当によくここまでやられたなぁと感心いたしました。何にでも言えることですが、好きこそものの上手なれですね。
今日は短めですが、明日もありますのでこの辺で。さぁラストもう1日頑張るぞ!
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>本人は謙遜なさってるものの、ものすごいですね・・
はい、プロの私もあれは無理です。(^^;
やりたいという執念の賜物ではと・・・。根性無しなんてとんでもないですよね。
>でも、その時は、できればフェライトまたはネオジムと二つ並んだラインナップじゃどうでしょう?
例のWダンパー構造(シンメトリータイプ)は、アルニコ内磁でないと実現が困難なんです。そのため、フェライトやネオジだと自動的にシングルダンパーになってしまうので、同じラインナップということにはならないんですね。
みました。本人は謙遜なさってるものの、ものすごいですね・・
私はスピーカー作れる期間って一週間ぐらいがめやすです・・
エンクロージャーもネットワークもこってるし、測定して本当に細かいところまでつくってますね。
「昔は怖いお父さん」で通っていたんですが……ですか。身につまされますねぇ。私も既にカウントダウンに入ったことをつくづく実感させられているだけに。
でも、そうやってこどもがしっかりしていくからこそ、救われるところもありますね。
さて、アルニコWダンパー・ユニット、どんな音になるんでしょう。楽しみですね。
おっと、もちろん「アルニコを使ったから」じゃなくって、代表がどんな手でまとめあげるのか、という点が楽しみです。でも、その時は、できればフェライトまたはネオジムと二つ並んだラインナップじゃどうでしょう?
「アルニコだから音が良い」という人々に、「そうではなく、設計によってこれだけの個性の違いが出る」ということを知らしめるためです。
おっと、しかしそれではまたPPかウッドかで煩悩を抱え込んだ以上に悩みぶかくなりそうです。これに、ウッドとPPの組み合わせで4通りラインナップされたら……ああ、眠れなくなりそう。
>写真の白いスピーカーがkeiさんのスピーカーでしょうか?13cmケブラーにうえにツイーターがのっかっているのかな?エンクロージャーがよくみえないのですが、曲面処理がすごそうですね。
このシステムについては、keikさんのブログに詳しく載っているので是非そちらをご覧ください。とにかく必見ものの大作です!
>すばらしい、御譲さんではないですか?
はい親の私が言うのも何ですが、良い子に育ってくれたと感謝してます。ただ最近女房と共にだんだん強くなってきてるのがちょっと・・・・。これって私が相対的に弱くなってきたのかも知れません。昔は子供たちからは怖いお父さんでとおっていたんですが・・・。
>Parc Audioはすでにガレージメーカーではなく世界に誇れる会社であると思います。御社のユニットで構成されるスピーカーはすでに世界レベルであり10万のコストで100万の海外スピーカーを凌駕する音を出してると思います。
過分なご評価ありがとうございます。でも自分ではまだまだ改善すべきことが多々あると思っています。もっと完成度を上げたいと日々やってるのですが、時間がほしいです。
>別件ですが、アルニコかネオジゥムのユニット待ってます。
例のアルニコWダンパーユニットは何とかやりたいのですが、先に出すべきユニットが多くあってどうしても後になってます。でもあきらめてませんので長い目で見てやってくださいませ。
5cmの次は3cmでしょうか、とかいってみたり^^
2cm以下になると、なんかツイーターってイメージになってしまいますかね?
写真の白いスピーカーがkeiさんのスピーカーでしょうか?
13cmケブラーにうえにツイーターがのっかっているのかな?
エンクロージャーがよくみえないのですが、曲面処理がすごそうですね。こんなの私には作れませんー
ちょっと話は変わりますが、事情により有大から名前を智朗に変更しました。ややこしくてすいません。
オーディオマニアといいますとなんとなくオタッキーな感じもしますが、御譲さんの明るさで会場の雰囲気も良くなってるのではないでしょうか?
Parc Audioはすでにガレージメーカーではなく世界に誇れる会社であると思います。
御社のユニットで構成されるスピーカーはすでに世界レベルであり10万のコストで100万の海外スピーカーを凌駕する音を出してると思います。
しかしながら音といいますのは主観と感覚の世界ですので潜在的なすべてのユーザーの支持を得るのは難しいと感じています。
すでに多くのフアンの心を魅了しているので、代表の我を貫きとうすのが、男の生きる道というか、(なんか
浪花節みたいですが)御健闘を期待しています。
別件ですが、アルニコかネオジゥムのユニット待ってます。
では失礼いたします。