こんばんは。A&Vフェスタ2日目の速報です。
今日は昨日より更に来場者は増えた感じがしますが、熱気みたいなものは昨年の方があったような感じもします。ただ、意外に若い方の来場者も結構いらっしゃったことは非常にうれしいことですね。
ところで今日はうれしいこととちょっと残念なことがありました。
先ずうれしかったことですが、岐阜からフェスタにわざわざ来場されたA様というお客様(まだ若い方です)が昨日限定のキットをご購入いただいたのですが、今日もブースに来ていただき何とF171Pを追加ご購入いただいたこと。ほんと驚きました。だって私が言うのも何ですが、わざわざ岐阜から横浜にフェスタのために来られること自体すごいことなのに、1泊して連チャンでご来場、そしてPARCの製品をまたまたご購入。2日続けてですよ!ほんと娘共々思わず手を合わせて拝みたくなりました。また最後に、「PARCを応援していますので、これからも頑張ってください。」の一言。いやぁーほんと心に染み入りました。これからも頑張ります!!
もう一つうれしかったこと。PARCをいつも応援していただいているkeikさんがフェスタの会場に現在試作中のスピーカーをわざわざ持ってきていただきました。いつもブログで楽しみに拝見させていただいてはいたものの、きれいに塗装をされた実際の現物を見たらその可愛さにびっくりしました。写真ではなかなか実際の印象を把握するのって本当に難しいですね。これからのチューニングがどのようになっていくのか、ほんと楽しみです。keikさん、ガンバ!
次にちょっと(大分)残念だったこと。
同期入社で今も某社でスピーカーをやっていた昔の仲間が来てくれて、「冨宅ちゃん、今度スピーカーからヘッドホンに異動になったよ。」とのこと。聞けば、スピーカー関連のメンバーは半分近くになったようで、単品モデルの企画は結構難航している様子。数量をちょっと聞いたら、そんな数字はPARCみたいなガレージメーカーがやる数字だよって感じで、ほんとこれからのオーディオ業界はどうなっちゃうんだろうって思いました。今までも本当に真面目にスピーカーを作ってきたメーカーだけに、本当に残念です。
もう一つの話は、ソニーのブースを久しぶりで見てのお話。長年お世話になった愛すべきソニーのネガティブな話を書くのは本当に忍びないのですが、今日はどうしても自分のこの感情を抑えることが出来ないので、あえて書くことにします。最初にこの非礼を謝罪します。でも、これは私がソニーを愛しているからこその叱咤激励であり、エールなので、許してください。
残念だったのは、ソニーブースに展示してあったAV用のトールボーイスピーカー(SS-F6000)。沢山のユニットが付いたけっこう大き目のそのスピーカーの価格を見て、私は喜劇役者のように思わずそのプライスタグを2度見してしまいました。何とその価格はペアで希望小売価格: 26,250円。これペアですよ!ということは、1本13,125円。これでユニットが4個付いて、高さが950mmもある。これは安いスピーカーではなくて、もはや安物のスピーカーでは? たまたま居合わせた昔の同僚に、なんでこんなのを商品化するの?と聞くと、「とにかく、数が出ないモデルは企画のOKが出ないんですよ」とのこと。まぁいろいろ厳しい状況は察しがつくし、担当者の苦労も分かります。でもあえて私は言いたい。こんなスピーカーはソニーがAV/HiFiオーディオのラインアップで出すべきものではない。これがソニーのHiFi?? ほんと余計なお世話だってことは承知の上であえて言わせてもらいますが、こんなのは韓国や中国メーカーに任せておけばいいもので、天下のソニーがやることじゃない。どうして誰もこんなものを止めようと言えなかったのか?本当に残念です。私は声を大にして言いたい、頑張れソニー!! もっと根性を見せたれ!!君たちはもっとやれるはず。
今日はちょっと愚痴っぽくなっちゃいましたが、明日も頑張りますので、皆様のご来場をお待ちしております。
PS:限定の塗装付キットモデルはまだ在庫ありますので、ご安心を。
ほんと、オーディオって、この先どうなるんでしょと思ってしまいます。
ESシリーズの 機器は憧れでした。
高校生の頃 アルバイトしてお金をためて、買ったことが 今は ないんでしょうかと。。
手を出してみたいと想わせる ”もの”が、あまり感じなくなってきてしまいました。
車載も含めで 華のある魅力的な 商品を期待します。
今回のコアキシャル 手を出し手みたいです。
2日間回って実感したのは、設計者がまじめな人柄だと確実に音として表れるものなんだなということです。
元SONYの方が設計したサウンドデザイン社のデジタルアンプでもそう感じました。
いつか、このアンプでDCS-W3を鳴らしてみたくなりました。
ケンウッドもだしてなかったかな、こういうやつ。
ユニットひとつの原価がきになります^^;
ユニット4個って、普通ネットワーク代もでないきが^^;
リビングでかっこつけるにはいいとおもいますが、どんな音がするのかな。
せめてブランド名をわかりやすくわければいいとおもうのですが。
ユーザーから見たら全部ソニー?
TEACとエソテリックは、ちゃんとブランドわけできている気がします。
フェスタ出品お疲れ様でした。
>車載も含めで 華のある魅力的な 商品を期待します。
ありがとうございます。精一杯頑張りますので、応援よろしくお願いいたします。コアキシャルもよろしくお願いいたします。
身に余るお褒めのお言葉、ちょっと恥ずかしいですが、ありがとうございます。真面目と言われるとちょっと?という気もしますが、エンジニアとしてできるだけのことはしていきたいと思います。
機会があれば、是非W3もお試しいただければ幸いです。今後ともPARC Audioをよろしくお願いいたします。
>でも、ソニーもパイオニアのTADシリーズみたいに高級スピーカー出してましたね。
そうかも知れませんが、それにしても今回のものはちょっと・・・。これじゃ、私には自分でオーディオ市場をつぶしているように思えます。物には限度ってものがあると思うのですが・・・・。
A&Vフェスタ、盛況だったようで何よりです。これだけ不況不況と言われているだけに、閑古鳥が鳴くようだったらどうしようかと思っていました。
たしかに「安価なスピーカー」と「安物のスピーカー」は大きく違います。後者はどんなに安くても、あるいは「タダであげる」といわれても欲しくはありません。
そうはいっても、ちょっと考え込んでしまうことが二つあります。
一つは、先日、娘の自転車が壊れたので修理を頼んだ自転車屋さんで、大学生がバイトで在学中に2台も自転車を買い込んでいた、という話でした。
特に2台めはカーボン製のフレームで、フレームだけでも30万円はくだらないとのこと。驚きでした。なんでも、他の出費は食費を切り詰めてでもこれだけは「こだわりたい」とのことでした。
こういう「とんがった」消費はちゃんと健在なんですね。
一方、HiFiの世界は、というと、音を出す、というだけで100万円はエントリー・レベルだそうで……絶句しました。
ミドル・レンジでサラリーマンの年収を突破してしまう世界というのは、はたして長続きするんでしょうか?
知り合いのショップでそういった品物を薦められて閉口する反面、片隅にV社のウッドコーン・ミニコンポがさり気なく置いてあって「これ、なかなか生意気な音を出してくれるんですよね」と言っていたのはホッとしました。
いつもコメントありがとうございます。
>こういう「とんがった」消費はちゃんと健在なんですね。
PARCもそういうこだわりのユーザーに支持されるようなメーカーになりたいと思います。
>ミドル・レンジでサラリーマンの年収を突破してしまう世界というのは、はたして長続きするんでしょうか?
その結果は既に出ていると思います。膨大な広告費とマスコミ導入等に過度の投資をし、それを商品価格に反映し、結果としてユーザーに負担させるような商品は、最終的には生き残れないと思います。
私は全ての高額オーディオ商品がダメとは決して思いませんが、中には内容と価格のバランスが取れてないものも散見されるのも事実かと思います。
PARC Audioは、今後も価格と内容のバランスが取れた真面目な商品を出し続けていきたいと切に願っています。