涙が止まらない夜

こんにちは　れいです。

２０１３年６月１２日　水曜日　～ガン告知から７日目～

朝
「娘ちゃんおはよう」と声をかけると
いつものようにぷるぷるしっぽを振ってみせる
もう歩いてそばにくるのが面倒なのかしんどいのか
ここ1週間くらいはこんな感じだ

朝から寝るまで娘のことを本当によく撫でている
娘のそばを歩くときは必ず
「そして娘をひと～なで、ふた～なで♪」
とニコニコしながら頭を撫でるが
本人は飽き飽きしてるのか何なのかしれっとしている


朝食
食いつきはよかったものの昨日と同じように少し残してしまう
上手に口からフードだけを出して床にばら撒いちゃうのも同じ
ところが突然落ちたフードを食べ始め、
お皿に残した１０粒ほども食べてしまう
結局完食、よかった
朝食はあまり食べないので馬肉対応かな…
「朝ご飯を食べられないのは
夜の寝苦しさが影響してるんじゃないか？」とボスが言う

ふと見ると珍しくおトイレを使っている　結構な量のおしっこ
ゲージ入り口前にもしてしまったようだ
今朝もしゅんとした顔をしていたので
「今お水たくさん飲んでるからね～、いいんだよ～？
間に合わなかったんだね、大丈夫大丈夫」
と声をかけながら片づける
息子ちゃんも昔同じようなことがあった
申し訳なさそうな顔をして「すまん…」と下を向いていたことを思い出す
（2010年11月28日　亡くなる前日21時58分）
してやろうと思ってしたことではないから
２人ともこんな顔をするのだろう


１１時２５分
娘の写真を撮る。














手をクロスさせて寝るのはこれが最後となる


日中
ボスから電話
「ドクターオーツーっていう商品をパソコンで見ておいて」と言われる
マンションの廊下を誰かが歩くとワンワン！と
娘元気よく吠えている


１２時４９分
娘の写真を撮る











１３時３７分
クリスの鼻で遊ぶ。
いつものように終いには低く唸って「わぁん！」と
私の手を甘噛みするのはこれが最後となる


夕方　駐車場だけお散歩
元気にタッタカ走っていく
ただそれだけなのにいつまでも見ていたいと思うような愛おしい光景
撫でるたびに肩甲骨あたりが痩せてくるように思えて少し怖い
でも娘元気なんだから！！

ボス帰宅後昼間言ってた高酸素の機械をＰＣで調べているようだ


２０時半　夕飯完食























食事を前に笑顔を見せてくれたのはこの日が最後となりました。
※先日の記述は間違いでした。訂正します。


２１時１１分
食後お花ちゃんで遊ぶ











お花ちゃんで一緒に遊ぶのはこれが最後となる



昼間はそうでもないものの夜はかなり呼吸が速く
見ていてちょっと心配になる。ボスは
「湿度で暑いんじゃないか？少し涼しいくらいでいいんじゃないか？」
とあれこれ心配して扇風機をかけたり窓を開けたり
除湿を設定したり…といろいろやってくれるが少し寒い
ひょっとして寒くておトイレ使ったのかな？という思いもあるが
夜のしんどそうな様子が改善されたらゆっくり熟睡できると思うので
次の診察のときに聞いてみよう
でも今日は寝ているときに大きな声で「ヒョッ！ヒャッ！」と
いつもの可愛い寝言を聞かせてくれる
そこそこ熟睡できてるようだ




夜中ふと
「娘の写真整理したほうがいいんじゃないかな…」
と思ったことがきっかけとなり
涙が止まらなくてどうしようもなくなる
”ダメだ、すぐそばで娘もボスも寝てるんだから！”
と思い歯を食いしばって声を殺すが涙が止まらない　
その内吐き気がしてくる。息子のときと同じだ
自分の目の前に娘の死や失う悲しみがドンとやってきた

ガン宣告から１週間かかった
これが私のショックの度合いの深さなのだろう







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