バイバイ

手を振ってバイバイして別れた

明日また会うためにバイバイ

別れの言葉じゃなくって

また会う為に小さく約束バイバイ

会社の34歳君と俺はいつもこんな風にバイバイして別れる

当然、恋人同士なわけじゃなく

いつからかバイバイして家路につくようになった

なんかそれが好きだ

今日もそんな風にバイバイして別れたあと

…

こんな風にバイバイして別れられることは幸せなんだよなって思った

34歳君の事を書いたから変に受け取られると困るのだけれど

バイバイもさようならもしないで

もう会えなくなるのは何だか気持ちが宙ぶらりん

足の付かないブランコで遠くに飛ばされたみたいだ

怖いくらい勢いだけついて、止められなくて不安だらけで

こんな時、気持ちはどこに置くのだろう人は。

何でもない誰かに弱さを見せて甘えて傷つけて

自分だけ癒されたつもりで、でも中身は何も変わってなくて

止まらないブランコに乗ってること

忘れたふりしてるだけなんだよね

バイバイ

バイバイ

弱くてズルくて汚い自分にバイバイできないものかな

また会う約束じゃないバイバイをそんな自分にしたいんだよ

心が、きゅうって小さくなって固まって

こんな時どうしてたらいいんだ俺は。





何だかストンと黒い穴ぼこに落っこちて

爪先立ちしてもジャンプしても出口に手が届かない事に

また気付いてしまったな

薄っぺらい笑顔を貼り付けて過ごしてるよ

何だか上手く書けっこない事を

ダラダラと書いてしまったみたいだ

ごめんなさい

でも次は元気に書きたい

バイバイ